フランクフルトをペロリと食べてしまうと、焼きそば、とうもろこしと、子どもたちの食欲が止まりません。
炭火だけでなく、今回はコールマンのツーバーナーというキャンプには欠かせないギアを用意しました。燃料は、ホワイトガソリンでポンピングという作業をして火をつけます。火力が強いので、今回は、トウモロコシやジャガイモを茹でるのに活躍しました。
じゃがバターをアルミホイルに包んで、炭火の上でじっくりと焼き上げます。その間に、子どもたちは、川の激流から離れた岩場で遊びます。岩の昇り降りが、何とも冒険心をくすぐるようで、子どもたちは、滑らないように尻もちをつきながら、探検家になった気分です。思いっきり川遊びをしたかったでしょうが、岩のすき間に水たまりができていて、その中でジャブジャブとうっぷんを晴らすように楽しんでいました。
さて、キッチンスタジアムは、まだまだ終わりません。保育園の屋上ファームで収穫したきゅうりを食べて、いよいよジャガバターの時間です。炭火で仕上げたジャガイモは、ほっこり、おいしく召し上がりました。もちろん、お祭りの屋台で食べるジャガバターより数倍美味しかったですね。(笑)
スイカもバーベキューには欠かせませんね。屋上ファームのスイカは、7月の日照不足で、間に合いませんでしたが、まん丸大きな「三浦のスイカ」を子どもたちが、かぶりつきました。岩遊びで渇いたのどがスイカでうるおいます。種を気にしないで「ペッ!」とするのも、キャンプの楽しみの一つですね。
そして、最後に楽しみを残していました。朝、キャンプを撤収したファミリーからいただいた薪を使って、ミニキャンプファイヤーくらいの火をおこして、そこで、「焼きマシュマロ」を楽しみました。
大きなマシュマロを竹串に刺して、「アッチチ・・・!」と言いながら、大盛り上がりです。焼きマシュマロの経験も子どもたちは初めてで、このキャンプの一番の思い出となった子もいました。火にかけると、とろ~り甘いマシュマロに変身します。
ということで、今回のサマーキャンプは、バーベキューがメインとなりましたが、私も、こんなに楽しいバーベキューは経験したことがありません。フランクフルト・焼きそば・とうもろこし・きゅうり・ジャガバター・すいか・焼きマシュマロと食べまくりのキッチンスタジアムとなったのです。
途中、雨がやんで、薄日が差した時間帯もあり、キャンプサイトで鬼ごっこや岩場探検をして、子どもたちの想い出作りには、十分な一日となったことでしょう。
帰りのバスの中、恒例のアイスクリームを食べながら、子どもたち一人一人のコメントを聞きます。
「今日は、本当に楽しかった!久しぶりにみんなと合うことができて、うれしかった!」という小学生は、今年度バタバタの小学校で、落ち着いた居場所が少なかったのかもしれませんね。保育園を卒園しても、今もこうして、別々の小学校に行った同窓生と顔を合わせる機会は、大げさですが、子どもたちの成長を促す「想い出作り」には大事なことなのかもしれません。
6人の年長園児は、自分なりに先輩たちから大きな影響を受けたようです。遊びも会話も、先輩たちの高い壁を経験したことでしょう。保育園に戻ると、後輩たちに、自分たちがやってもらったように、素敵な先輩として活躍するのです。
帰りのバスの中では、想定通り、子どもたちは「グーグー♪」夢の中です。きっと、キャンプでの素敵な時間を振り返っていることでしょう。そして、全員無事に保育園に戻ってきました。雨の中でしたが、きっと、この体験は子どもたちの大きな財産となり、これからを頑張る糧となったことでしょう。
そして、子どもたちを送り出していただいた保護者の皆様・・・ありがとうございました。大成功のサマーキャンプでした!