今日は、ブルーベリーファームに注目です。この春に、どろんこ広場横の草やぶを整地して、ブルーベリーの苗を10本植えました。ススキの仲間が、深く根を張っていて、たいそう手間がかかった作業でしたが、子どもたちも一緒に頑張ってくれました。そして、ついに、ブルーベリーの実が熟し始めました。
まだ、少しだけなので、ブルーベリーの小粒を1人1個で、15人ほどの園児がつまみ食いをしました。「すっぱ~い・・・けど美味しい!」が、子どもたちの感想です。この夏の屋上は、ブルーベリーも楽しめそうです。
さて、梅雨があけると、夏の猛暑が心配ですね。長期予報によると、9月になっても残暑が続くようで・・・毎年のことではありますが、熱中症対策を十分に取らねばなりません。
コロナ禍のこの夏は、「3取る」を意識するようにと言われています。
①人との距離を取る ②水分を取る ③マスクを適切に取る の3つです。
①と②は、誰もが問題なくできますが、厄介なのがマスクです。「本当にマスクを取ってしまって大丈夫なの?」と思う人もあるでしょう。
実は、保育園でのマスク着用については、最近ではこう言われています。
日本小児科医会は、「2歳未満の子どもにマスクは不要、むしろ危険」と呼び掛けています。2歳未満だけではなく、3歳児から5歳児の園児に対しても、マスク着用に関しては、慎重な取り扱いが必要とされています。ずばり、コロナに感染するリスクを取るか、熱中症で子どもを危険にさらすかという選択を強いられるのです。
もう一つ、大人である保育者は、たいがいは、マスク着用で保育をしていますが、乳児クラスでマスクをした保育者が離乳食を食べさせていると、食べものをかまずに飲み込む子どもが出てきたそうです。いつもは、保育者が「かむ」姿のお手本を見せながら、子どもたちに上手に食べさせていたのです。マスクをすることで、伝わらなくなったのです。
また、コロナ以前から指摘されていたことですが、小さな子どもは顔が好きで、大人の表情をよく見て、そこからその人を認識し、感情を読み取ろうとします。これが、マスク着用によって、表情が読み取れずにコミュニケーションが難しくなっているという指摘もあります。
こうなると、マスクを外し、自然体で接した方がいいという考えや、マウスシールドを着用して、顔の表情が見えるようにすることも必要になるのかもしれませんが、どんな方法がベストかは、分かりませんね。
この夏は、「3取る」のマスクを取るタイミングをどう決めるか。職場ルールや家族ルール、自分ルールと、状況によっても線引きが変わってくるかもしれませんね。しかし、「命の安全」と「心身の健全な状態」の両面をいかに同時に補償するべきか。なかなか難しい問題ですね。