ホタルが子どもたちの希望の光に

先日行った「どろんこ遊び」も、子どもたちの力で雨が上がり、明日の「ナイトツアー」も、天気予報では、雨の予報ですが、これも、子どもたちの力で、番狂わせがあるかもしれませんね。

 

さて、ナイトツアー前日に、ホタルの話です。

 

あの渋沢栄一氏の一万円札で脚光を浴びている、埼玉県深谷市にある上柴西小学校では、昨年夏から始めたホタルの幼虫が、6月に入って、次々と成虫となり、ほのかな光を放ち始めているそうです。

 

理科主任の田久保先生が、校内で手つかずになっていた飼育池を「きれいにして、新たな生き物を育てよう」と思い立ったのが、きっかけです。

 

市やホタルの愛好家団体からヘイケボタルの幼虫約1000匹を譲り受けました。田久保先生は、理科の先生ですがホタルの飼育の経験はなかったそうで、ホタルの会に教わりながら育て始めたそうです。

 

ホタルは通常、6月頃に産卵。1カ月ほどでふ化し、幼虫として翌年4月頃まで水の中で生活します。5月頃に陸に上がり、土の中でさなぎとして成長を続け6月頃に成虫になるそうです。

 

コロナで学校休校が続く中で、田久保先生は「ホタルを守らなけくては」と、ずっと世話を続け、6月1日に、初めて5匹の成虫を飼育容器の中で確認・・・6月末までに、100匹以上のホタルが成虫になったそうです。

 

まさに、ホタルが、再開が始まった小学校の子どもたちの希望の光となったのです。現在では、成虫が産卵を始めているそうで、2世代目のホタルの飼育が始まっているそうです。

 

明日のナイトツアーでは、自然の中で生育したヘイケボタルを見に行く予定です。昨年の今頃産卵したホタルで、1年間頑張って、蛍の光を放つことになるのです。なんだが、夢とロマンを感じますね。

 

明日のナイトツアー・・・晴れは望みませんが、雨が降りませんように・・・