「求援力」を持つ

昨日は、我が家の「ビワの木」にたわわに実っているビワを、意を決して収穫しました。例年は、カラスやハト、スズメなどの鳥たちのエサになっているのですが、今年は、保育園の子どもたちのお土産にしようと、ザルに8杯ほど、たっぷり収穫しました。自宅用には、4月にキンカン酒を作ったように、ビワ酒を作りました。おいしく飲めるまで6ヵ月の辛抱です。

 

お店で売っているような大粒ではなく、ベビーサイズのビワですが、子どもたちは、「食べ終わったら、種をお庭にまくんだ!」なんて言っています。さるかにがっせんの柿の木のように、すぐに実になって食べられると思っているようです。(笑)

 

さて、仕事において「この問題は、自分の一人の力で、責任をもって解決します」というセリフをよく聞きますね。「この人は、とても責任感が強い人だ!」と思った人は、まだまだビジネススキルが甘いです。(笑)

 

私も若造の頃は、これで、たくさんの失敗をやらかしました。自分一人で解決できるようなことは、意外に少なくて、無理がたたって、クレームを広げてしまう事の方が多いものですね。

 

「いいか~人はたいがい、いい事の報告は早いけど、悪いことは隠したがるものだ。そうして、時間が経過するうちに、どんどん状況が悪くなっていくのだ。クレームなど悪い事こそ、すぐに報告し、まわりの人の力を借りて、解決するんだ」と、上司に教えられたものです。

 

今回のコロナ騒動は、まさに、自分一人の力では前に進みません。多様な人が力を合わせて、様々な課題に立ち向かっていかねばなりませんね。このような危機を乗り越えるためにも「求援力」を持つことが大切です。

 

ビジネスの世界で、仕事ができる人は、「何でも一人で解決してしまう人」ではありません。困難な状況に、いかに、自分以外の人を巻き込むことができる人です。つまり「求援力」を持った人なのです。

 

お客様からのクレームが発生した時には、意地もプライドも不要です。周りを巻き込んで、お客様にとって、最善の対応をすることです。

 

あなたの「求援力」は、いかほどですか。