今日の寺子屋は、屋上ファームにスイカの苗を植えました。子どもたちにとっては、「スイカ=夏のプールでスイカ割り」が、イメージとして深く記憶に残っています。売っているスイカの方が、多分おいしいのでしょうが、スイカ割りをした後のキンキンに冷えたスイカは、格別に「うまい!」のです。
スイカは、簡単に栽培できる果物ではないので、毎年の出来は、運しだいですが、今年は、実が大きくなる前に、しっかりとネットを張って、カラスに食べられてしまうのだけは、防ぎたいと思っています。
さて、今日は屋上で大事件が起きました。4歳男の子が、「ミドリガメのおうち」のいけすに、「赤ちゃんカメがいる!」と大騒ぎです。プカプカと浮いているかのように、必死に泳いでいました。カメも生まれたばかりは、泳ぎが下手で、おぼれることもあるそうです。
体長3センチの「かわいい」ミドリガメこと、本名「ミシシッピアカミミガメ」です。かつては、夏まつりの屋台で、このカメがよく売られていました。金魚すくいならぬ「カメすくい」なんていうのもありましたね。
しかし、この緑色のかわいいカメが、数年の後に、どんどん大きくなって、荒々しいカメになっていくのです。耳が赤くなるので「アカミミガメ」というのですが、買えなくなったアカミミガメを川や沼などに放流する人が増えて、今では、日本で一番繁殖するカメとなったのです。
実は、昨年夏に何個か卵を産んだので、水こけを入れた容器で羽化を試みるも失敗です。この赤ちゃんカメは、秋に土の中に産んだ卵が、夜中にふ化した。もしくは、お腹に卵を持ったメスが、冬眠から覚めた3月に土の中に産卵しふ化したか・・・どちらかです。ミドリガメは、一度に平均6~8個の卵を産むといわれているので、明日にも、別の赤ちゃんカメが生まれるかもしれません。
しばらくは、保育園で、子どもたちと成長を観察しながら飼うことにします。大きくなったら、屋上のいけすで暮らします。
こうなると、どろんこ広場にある「カメ池」でも、ニホンイシガメやクサガメの赤ちゃんが泳いでいないか、期待が膨らみますね。
保育園で生まれた赤ちゃんカメです。ハッピーバースデー♪です。(笑)