今こそ「生きる力」

今日から連休明けの保育園がスタートしました。子どもたちは、今年は遠出はせずに、おうちや近くの公園などで、ゴールデンウイークを過ごしたようですが、みんな元気に登園してきました。

 

絹さやエンドウをバケツいっぱいに収穫し、インゲン豆の種まきをしました。3列しっかりとスペースを取ったので、7月に入ると毎日たくさんの収穫となることでしょう。

 

そして、ついにクサガメのおうちに、クサガメが入居しました。3匹のクサガメを散歩させます。最初は、様子を見ていた子どもたちも、4歳男の子がカメを持ち上げると、ほとんどの園児が、クサガメを触ることができました。

 

しかし、4匹いるはずのクサガメが3匹しかいません。さっそく、1匹がネットのすき間から脱走していました。クサガメのおうちから50メートル以上離れた場所で発見です。昨夜の雷雨の中、スタスタと逃げたのでしょう。(笑)

 

さて、多くの保育園、幼稚園では「子どもたちの『生きる力』を育みます」といった、メッセージが多く語られています。この「生きる力」という言葉が教育界に登場したのは、1996年(平成8年)だそうです。

 

ここでは「これからの社会は、変化の激しい、先行き不透明な、厳しい時代と考えておかなければならない。『生きる力』は、いかに社会が変化しようと必要とされる全人的な力である」と示されたのです。

 

そして、よもや未知のウイルスと世界的な規模で闘うことになろうとは・・・子どもたちは、今回の深刻な状況の中で何を学んでいるでしょうか。「健康を維持する生活態度」「ストレスや不安の克服」「人とつながる安心感」「情報の真偽を見極める目」「ICTの力の活用」「暮らしを支えてくれる人々の存在と感謝の気持ち」「人への優しさ」など、まさに「生きる力」を実践しているのかもしれません。私たち大人も同じですね。

 

今の不安の中で、子どもたちの「生きる力」が磨かれ、早く収束して、子どもたちが笑顔で対話できる普通の生活まで・・・もう少しです。