キャンプでネット依存脱却

ブルーベリーファームが始動しました。今日は、6本のブルーベリーの苗木の根元に、ウッドチップを敷きます。子どもたちが黙々と作業に集中しています。そして、最後に「ブルーベリーファーム」の看板を設置して、なんとなく、いい感じです。

 

現在は6本ですが、少しずつブルーベリーの苗木を増やしていこうと思っています。さっそく、苗木の花を求めて、クマバチが飛んできました。ハチが受粉して、ブルーベリーの実になるイメージも膨らんできました。

 

さて、最近は「ネット依存」という言葉がよく聞かれます。若者のスマホ依存で、インターネットやゲーム依存による生活習慣の乱れが、大きな社会問題となっています。子どもたちは、つい時間を忘れて夢中になり、いつの間にかハマってしまうというパターンです。

 

そこで、ネット依存傾向の青少年を対象に、8泊9日の宿泊体験事業を群馬県の赤城青少年交流の家では6年前から行っているそうです。この事業のねらいは、ネット依存からの脱却のきっかけづくり、失われた基本的生活習慣の回復、低下したコミュニケーション能力の向上です。

 

キャンプ中は、もちろんスマホなどの電子機器の持ち込みはできません。そんな環境で、登山、野外炊事、オリジナル料理作り、流しそうめん、魚釣り、創作活動、仲間づくりの活動を行うので、当然、子どもたちに大きな変化があらわれます。

 

しかし、「○○依存症」は、環境が元に戻れば、またすぐに逆戻りというのが、常ですね。そこで、3カ月後には、フォローアップキャンプもあるそうです。

 

「早寝早起きができるようになった」「友人と話すようになった」と子ども本人が、変わった自分を実感し、保護者は「2年間全く勉強をしなかった息子が塾に行き始めた」「料理や洗濯物干しなどの家事をするようになった」などの感想があるそうです。

 

ネットを離れると、もっと楽しくて有意義な時間があることがわかれば、おのずと改善されるのかもしれませんね。

 

保育園の子どもたちには、屋上で経験する様々な自然遊びを通じて、コミュニケーション能力にも優れた大人になってもらいたいですね。