二ホンヤモリ

さいたま市の小中学校の子どもたちは、新年度がスタートしても、学校の授業を受けることができません。しかし、今の状況から、教科書ではなかなか学べないことを考える機会ができたとも言えます。

 

「新型コロナウイルスが、どうして、こんなに早く世界中に広がってしまったのか?」

「マスク・トイレットペーパー・ティッシュペーパー・お米がなくなるのはなぜ?」

「日本人と世界の人々の風習の違いって?」

「仕事がなくなって・・・お店の売上がなくなって・・・困っている人は?」

「スマホなどの動画で、有名人がどうして元気をくれるの?」

 

きりがないですが、子どもたちの「なぜ?なぜ?」は、きっと、世界について、人を助けることについて、生きることについて、本当の幸せについて、考える大きなきっかけになるのではないかと思っています。親である、私たち大人が、しっかりと導いていきたいですね。

 

さて、今日の屋上遊びです。クサガメのおうちが完成に近づいてきました。すると、その近くで「ヤモリ」を採集しました。

 

「ヤモリ」と「イモリ」はどう違うの?と思われた方。イモリは、水中で生活する両生類です。「アカハライモリ」などが有名ですね。今日、屋上で見つけた「ヤモリ」は、トカゲの仲間です。手足が、吸盤のようになっていて、飼育ケースに貼りつきます。その姿が何とも愛らしいのです。

 

なかなか見つけることができない生き物ですが、「ヤモリ」は、「家守」とも言われ、おうちに住みついていると、家の主として縁起が良いといわれています。実際に、虫などを食べてくれるので、ありがたい生き物なのです。

 

江戸時代に来日したシーボルトが、新種として報告したので「二ホンヤモリ」という名前が付いていますが、日本の固有種ではなく、平安時代に大陸からやってきたと言われています。都道府県によっては、レッドリスト(絶滅危惧種)にもなっているそうです。保育園の屋上では、ビートルハウスの近くで、たまに見かけることがありますが、年に数回程度ですね。

 

飼育ケースに入れて、保育園で飼い始めたのですが、「二ホンヤモリ」は、生きたエサしか食べないようです。明日、屋上で、子どもたちとクモなどの虫をエサ用に、捕まえるとします。

 

ニホンヤモリ・・・なかなか愛嬌があってかわいいものです。もし、あなたのお家で見つけたら、大切にしてください。(笑)