この国の安全と平和を下支えする

緊急事態宣言が発令されても、保育園は、東京の世田谷区など、ほんの一部を除いては、開園しています。ただし、行政の指導で、「蜜」な状況を避けるために、「会社がお休み、在宅勤務など、自宅で過ごすことが可能な家庭については、できるだけ家庭で過ごしてください」と、自粛をお願いしています。

 

保育園ホワイトきゃんばすでも、自粛の園児が増え、昨日からの保育園は、土曜日なみの人数となっています。

 

しかしながら、現実的に、下の子が生まれたばかりで、育休で上の子を預けているママなどは、ワンオペで、ベビーを含む二人の育児は、精神的には大きな負担となります。

 

「自粛は、強要でも強制でもありませんので、保護者の判断で、当然登園してもらっても構わないです」という話を保護者にしています。

 

3月からスタートした、小中高などの休校は、保護者にとっては、「新しいライフスタイルを考えていこう!」と、周りは言うものの、現実的には、肉体的にも精神的にも負担が増えています。

 

新型コロナウイルスの感染拡大で、日本中がこれまでにない、先の見えない不安の中にいます。特に、小さな子どもを抱える家庭の不安は、どれほどのものか・・・こうした社会

不安の中にあっても、日本の保育施設は、3月から今後ゴールデンウイークが終わるまでの間、子どもたちが健やかに育つような場になっています。

 

しかも、家庭とのつながりが強いのが保育園です。保護者一人一人の状況を踏まえて、具体的な話をしながらかかわっているのです。

 

こう考えると、園長という立場ではなく、普通に考えても、日本の保育園は、この国の安全と平和を下支えしている、極めて重要な社会的インフラだと言えます。

 

園長の立場としては、謙虚に、子どもたちの笑顔と保護者との連携をさらに強めて、やっていくだけです。