新聞で「読解力」アップ

昨日は、保育園のあるショッピングセンターでは、緊急事態宣言が発令される前に、食料品などの買いだめが発生するやもしれないと、入場制限などの体制を整えていたのですが、お客様は、いたって冷静で、大きな混乱もありませんでした。

 

緊急事態宣言が発令をされた、東京都を除く6府県では、民間の店舗などの休業要請はせずに、市民の不安をいたずらにあおることなく良かったです。

 

社会人である私の長女は、在宅勤務や電車での通勤禁止令が出ており、まともに会社に出勤していないのですが、昨夜は、「ウエブ飲み会」を会社仲間と行っていました。それぞれが、自宅で好きなお酒やおつまみを用意して、スマホを通じて、飲み会をしているのです。「ガハハハッ!」という長女の大声がうるさかったのですが、これも、若者の安全なストレス解消法なのかもしれません。

 

さて、小中学校は、また5月6日までの休校となるところが増えてしまいましたね。保育園には、ランドセル姿の卒園児が遊びに来ました。入学式の看板の前で、家族それぞれが写真を撮り、校庭に並べられた机の上で、教科書と5月6日までの課題プリントを受け取ったそうです。クラスと担任名はわかったものの、担任の挨拶はなしとのことです。あっけない入学の日です。

 

今日は、新聞活用の話です。ある教育機関が、子どもたち55人を相手に出前授業を行ったそうです。

 

「『動物園からライオンが逃げた』ネットでこんなニュースを見たらどうする?」と子どもたちに話し始めます。

 

「新聞は、『ライオンが逃げた』とツイッターで見ただけではニュースにはしません。色々な人に取材をして、真実とわかるまでは報道しません」と話しながら、新聞を片手にクイズやワークを交えながら「情報を読み取る目」の大切さを語ります。

 

「隣りの友だちの紹介文を書こう」というワークでは、ペアを組んだ子の取材を5分で行います。たった5分でも、メモ帳には文字がびっしりです。保護者も参観していて、親も知らなかった、自分でも気がつかなかった意外な素顔が、友だちの「取材」で明らかになっていきます。

 

これによって、第三者による客観的な情報発信が重要であることや、たくさんの情報の中から、自分で考えながら取捨選択して他人に伝えていくことの大切さを、子どもたちに気付かせるのが狙いだそうです。

 

SNSによる短い文章に慣れている子どもたちは、文章を書く力が落ちていると言われています。「読む、書く、話す、考える力を身につけるには、しっかりとした文章を読むことが近道。そのためにも、毎日少しずつでも、子どもたちに新聞を読む習慣をつけさせたい」と出前授業の講師は語ります。

 

休校に伴い、家で過ごす小中学生に、新聞を読む習慣をつけさせるのもいいかも知れませんね。一般紙だけでなく、子ども新聞や中学生新聞など、たくさんあるので、子どもが家にいて奮闘するママへ・・・いかがですか。