今年度の卒園式も、昨年卒園した園児のママがピアノを弾いてくれることになりました。ありがたい話です。今日は、その演奏に合わせてのリハーサルを行いました。卒園式本番では、涙を誘う音色になりそうです。
さて、新型ウイルスの影響で、スポーツイベントが次々と、中止や延期に追い込まれる中、昨日大相撲春場所が無事に終わりました。2週間前の初日をテレビ観戦した時のむなしい気持ちが、千秋楽では感動にかわっていました。
八角理事長の挨拶に聞き入ってしまいました。「力士よくやった!」という気持ちを込めて、今日は、理事長挨拶全文を聞いてください。
千秋楽に当たり、謹んでごあいさつを申し上げます。
本日、千秋楽を迎えることができましたことはひとえにテレビ、ラジオ、インターネット等を通じて応援してくださった全国の皆さまからのご支援、関係者によるご尽力のたまものです。心より感謝申し上げます。
この3月場所を開催するに当たっては一つの信念がありました。元来相撲は世の中の平安を祈願するために行われてまいりました。力士の体は健康な体の象徴とされ、四股を踏み、相撲を取る。その所作は、およそ1500年前から先人によって脈々と受け継がれてまいりました。
今場所は過酷な状況下の中、皆さまのご声援を心で感じながら、立派に土俵を務めあげてくれました全力士、そして全協会員を誇りに思います。
われわれはこれからも伝統文化を継承し、100年先も愛される国技大相撲を目指してまいります。
最後に、新型コロナウイルスでお亡くなりになられた方に哀悼の意を表するとともに、ご遺族の方には心よりお悔やみ申し上げます。また、感染された皆さまの一日も早いご回復を心よりお祈り申し上げ、千秋楽のごあいさつとさせていただきます。
令和2年3月22日
公益財団法人日本相撲協会 理事長 八角信芳
相撲は、国技であり、世の中の平安を祈念するためにおこなわれたもので、力士の体は健康な体の象徴という言葉に、私たちは、あらためて、前を向いて、今の事態に立ち向かっていく決意をもらった気がします。
前に向かっていきましょう。