屋上の春を象徴するかのように、今日もたくさんの花が咲いています。野草で小さな紫の花をつける「ホトケノザ」と「菜の花」は、好きなだけ取っていいよ・・・と子どもたちに言っていたのですが、小さい子にとっては、「どの花でもいいよ」と受け止めてしまったようです。
花壇に咲き始めたクロッカスやムスカリなども容赦なく摘んでいました。バケツいっぱいのムスカリを発見です・・・しょうがないですね。(笑)
ここで問題です。「ウサギさんの耳は、長くて根元が筒のような形をしているのはどうしてですか?2つの理由を答えてください」と子どもたちに問いかけます。
おうちでウサギを飼っている女の子が、「小さな音でもよく聞こえるように・・・」と答えました。正解です。
ウサギの耳の形は「収音器」の役割があって、草原や山の中で暮らすウサギは、キツネやイタチ、タカなどの肉食動物の存在にいち早く気づいて逃げるためです。耳の根元にある筋肉を使うことで、頭を動かさずに左右の耳を好きな方向に動かすことができ、音の方向や距離から自分が安全かどうかを感じとるそうです。
もう一つの答えが難しいので、子どもたちから珍回答が続出です。
「だって、ウサギって自分がかわいいと思っているでしょ。だから、耳を長くしてぶりっ子しているのよ」「ウサギの耳が長いのは、神様がそう作ったから・・・」「長い耳をマフラーにすれば、冬でもあったかいでしょ」「耳が布団なの。ウサギは寝る時は、耳を布団にするのよ」・・・発想がいいですね。(笑)
正解は、体温調整の機能です。ウサギは足の裏も含めて体の大半が毛で覆われています。人間のように暑くなっても汗が出ません。体温の上昇を抑えるために、ウサギの長い耳には、血管が網の目のように張り巡らされているそうです。耳に風を当てることで、血液を冷まし、体内の熱を逃がすことができるとのこと。
どうですか・・・たまには、ウサギの耳をじっと観察してみませんか。