給食の費用負担

学校の休校で、お昼ごはんを子どもと一緒に作る楽しい時間を!なんて言われても、現実的には、負担が増えるママがほとんどですね。夕食だけでなく、昼食のメニューも毎日考えなければならないし、働くママは、学童のお弁当を作らないといけないし、こうなると、給食のありがたさを身に染みて感じるものです。

 

給食は、食育の上で重要な役割を果たすだけでなく、クラスのみんなで食べることが、どれだけ楽しい時間となるか・・・今日は屋上ファームで、1歳児以下の小さい園児がジャガイモの植付けを行いました。6月末には収穫して、給食に使います。保育園の食育としては理想の形ですね。

 

日本では、義務教育学校では、ほとんどの自治体で完全給食が実施されています。これは、日本が世界に誇れることの一つですが、給食費は、原則として保護者負担です。

 

ところが、世界を見ると、無償給食が主流の国があります。スウェーデンやスコットランドの北欧2国は、ほぼ100%無償だそうです。お隣の韓国もおよそ90%が無償です。

 

私がPTAにかかわっていた時には、どうしても給食の話題になると、給食費滞納の話が出てきます。月4000円ほどの費用負担が重い家庭が多いのではなく、払えるのに「義務教育なんだから給食費も国が出すべきでしょ・・・」と言い張る家庭がほとんどです。学校側の回収担当の中にも、強硬派と穏健派に分かれ、温度差がありました。

 

大阪府など、一部の自治体が、無償給食の検討に入ったそうですが、幼児教育・保育の無償化の次には、議論される内容になるのかもしれませんね。

 

しかし、今は、給食にかかわる関連会社や栄養士・調理担当の「お仕事大丈夫なのか?」が心配でなりません。早く、世の中が日常に戻って!と願うばかりです。