授業スタイルの効果

屋上遊びには、自転車など継続的に子どもたちが楽しむ遊びもありますが、たいがい、新しい遊びは「熱しやすく冷めやすい」のです。もちろん、「熱する」という経験をたくさんしてもらいたいので、これでいいと思っています。

 

昨日の寺子屋の時間で、テニス教室を行ったので、テニスブームが年長園児を中心に起きました。

 

私は、野球やソフトボールをずっとやっていたのですが、学生時代「テニスぐらいできないと女子にもてない」というヨコシマな気持ちで、テニスの壁打ち特訓をした事があります。子どもたちの相手くらいなら大丈夫です。(笑)

 

ちょうど、昨年の今頃は、ローラースケートブームが起きました。自転車に、野球、テニス、バスケットボール、ローラースケートと屋上でのスポーツがこれだけ楽しめるのも、ホワイトきゃんばすの強みです。

 

さて、私が、小学生や中学生の頃は、先生やその授業スタイルの好き嫌いが、そのまま成績に比例していたような気がします。今でも、「○○先生の授業は楽しかった!」「△△先生の授業はつまらないので寝ていた」なんていう記憶が残っています。誰もが、そんな経験をしたと思います。

 

今日は、理科の授業の話です。理科の授業で教師が色々な工夫をすると答えたグループほど、理科が好きになり、平均点が高いことがデータでも裏付けされるようです。日本では、小学校4年生で46%が、理科の授業で教師の工夫を感じているそうです。実験を上手に取り入れた授業であることが想像できますね。

 

しかし、この数字、諸外国と比べると低いそうで、アメリカでは80%という数字です。

 

つまり、日本の学校の授業は、実験や討議などアクティブラーニング型の授業がまだ少ないと言えるのかもしれません。それとも、教師の授業の個性が尊重されていないのかもしれませんね。

 

子どもにとって、楽しい授業とは、パフォーマンスに富んだ授業ではなく、子どもたちが、自分で考えて、仲間たちと答えを作り上げていく授業ですね。多忙な先生たちが、授業準備に時間をかけるのではなく、舞台演出家として役者である子どもたちの個性をどう引き出すか。時間をかけなくても知恵を出すことが求められるのです。