ゲーム制限条例

子どものゲームやスマホへの依存を防ぐために、遊ぶ時間や使う時間を制限する条例ができるようです。香川県では、①18歳未満の子どもがゲームで遊べる時間は、平日60分、休日90分まで②スマホを使える時間は中学生は午後9時まで、高校生は午後10時までといった目安で、県議会で話し合われ、成立すれば4月から実施されます。

 

条例ですので、法律ではありません。破っても罰はありません。

 

ある「ゲーム依存」に関する調査結果では、「学業などに悪影響が出てもゲームを続けた」と答えた人の割合は、平日にゲームで遊ぶのが1時間未満の人では1.7%に対し、6時間以上の人では24.8%にのぼりました。ゲームにのめり込んで生活や健康に大きな影響が出ることを「ゲーム障害(ゲーム依存症)」といいます。

 

では、もしあなたが、中学生や高校生を持つ親で、自分が住む自治体が、このような条例を出した場合どうしますか?

 

親が、「条例で決まっているからダメだ!」と言って、ゲームを取り上げれば、解決できるものでもありませんね。

 

まずは、親として、我が子がゲームにのめり込む原因を考えないといけません。人間関係の悩みがあるのか?または、落ち着いて過ごせる居場所がないかもしれませんね。強制的にゲームやスマホを取り上げても、それが、ゲーム依存症の解決にはなりません。

 

「親である自分がゲームが大好きだから・・・」という理由なら、親が自粛し、子どもとゲーム以外の時間を作ることで問題解決につながりますが、そんな簡単な事だけではありませんね。

 

各自治体の条例ラッシュとなる前に、もう一度、私たち大人は考えないといけません。

 

「ゲームが人を熱中させるのはなぜだろう?」

「ゲームにのめり込むと、どんな影響が出るか?」

「どうすればゲームとうまくつきあえるか?」

 

まずは、この3つから考えてみませんか。