男の子・女の子

昨日、池の水を抜く番組を見ていると、久々に感動しました。その池に住むカメは「ニホンイシガメ」しかいません。しかも、子ガメもいて、そこで繁殖していることもわかったのです。

 

この番組は、最近では、外来種バッシングに近い内容になってきており、カメでは北米原産のミシシッピーアカミミガメは大悪党で、つい5年位前までは、日本の固有種と思われていたクサガメさえも、中国原産の小悪党ぐらいの位置付けです。

 

このアングルに、ややヘキヘキしていたのですが、捕獲するカメが、すべて「ニホンイシガメ」という映像には、思わず見入ってしまいました。こんな奇跡の池が、まだ日本にたくさんあることを願いたいですね。

 

さて、屋上には、外来種のアカミミガメもクサガメもいます。今は冬眠中ですが、冬眠前は、子どもたちはエサやりなどの世話をします。散歩をさせると、男の子・女の子に関係なく、カメを持ち上げる園児たち・・・カメだけではありません、先日ビートルハウスのカブトムシの幼虫を観察した時も、幼虫を全く怖がらないで触れる園児は、男女を問いません。

 

春を感じる屋上でのてんとう虫採集も、草むらの中を歩く園児は、男女色々ですね。また、砂場で料理ごっこをする園児の中には、男の子も多いです。

 

おもちゃの業界では、男の子には乗り物やロボット、女の子にはお人形と、男女の区別をはっきり打ち出す戦略が当たり前でしたが、最近では、性別という固定観念にとらわれないおもちゃが増えているそうです。

 

男の子のお世話人形やプラレールに女子に人気がある「ハローキティ」をデザインしたピンクの新幹線も登場しているそうです。

 

保育園で遊ぶ子どもたちを見ていると、「男の子だから…女の子だから…」と先生たちも言わないこともあって、子どもたちは自分がやりたい遊びをしているのが普通です。

 

世の中でも「大人の社会で性別にとらわれない考え方が広がる中、おもちゃも性別で決めずに選べるものが増えている」と、玩具協会は分析します。

 

私のような、昭和世代の人間も、子どもが遊ぶ姿を「男の子の遊び・女の子の遊び・」という固定観念を持たないで、見守ることが大切ですね。