暦の上では、立春が過ぎていますが、屋上には、季節の「春」が近づいています。今日は、ファームの草むらの中を「てんとう虫」採集です。ナナツボシ、フタツボシのてんとう虫を10匹以上子どもたちがつかまえます。
黄色の液体の「血」を放出することで、その悪臭で、外敵を遠ざけるのですが、子どもたちは、「おしっこかけられた!」と大騒ぎです。(笑)
ずっと集中して、てんとう虫を探すことができる園児は、「後伸び」する子どもに育つだろうと思っています。
小学校低学年までは、習いごとなども含め、親主導で決めていくことが多いですね。子どもが、何に興味を持つか・・・まずは、色々なことにチャレンジさせるという考えのママが多いです。
しかし、いつまでも親の言うままではいけません。言われたことや決められたことを上手にできることが重要なのではなく、自分なりの表現やオリジナリティを発揮していくことが、「後伸び」です。
今日のように、てんとう虫採集に夢中になっている子どもは、きっと、子どもが集中できるようなアプローチを親がしているのでしょう。子どもの考えを待つ余裕がなかったり、「早くしなさい!」が口癖の親は、NGですね。
この「後伸び」を親がバックアップする1つは、「見ていてくれること」だそうです。特別に褒めたり、人と比べることではなく、「それいいね!」「本当に○○が好きなんだね!」と、子どもの「好き」を一緒に喜ぶだけで十分なのです。
子どもが、好きで集中して取り組んでいることを親が認めてくれる、そのまなざしが、子どもの力になるのです。
子どもの「後伸び」があれば、「自分で考えて自分で答えが出せる大人」になっていくことでしょう。
こうやって、文章にすると簡単ですが、親の我が子への「後伸び」アプローチは、なかなか難しいですね。おせっかいが多いのもよくないし、放任ではなく、見守ること・・・ですね。