キャッツ

今日の園長の課外授業は、社交ダンス見学です。子どもたちと図書館に行く予定が、クリスマス発表会を行った大ホールで、社交ダンスのパーティーが行われていました。もちろん、子どもたちの見学をこころよく受け入れてくれました。

 

そこは、子どもたちの知らない世界です。ドレスアップした、子どもから見れば、おじいちゃんおばあちゃんたちが、音楽に合わせてステップを踏んでいます。

 

「あら~かわいいお客様ね~」と言いながら、8人の小学生と年長園児に声をかけてくれる紳士淑女の面々に、いつもは、気軽に会話をする子どもたちも、独特の世界感に緊張気味です。(笑)

 

小学校3年の女の子が、おじさまに誘われてワルツに挑戦です。実は、前にも一度、彼女は社交ダンスを経験していたので、なかなか様になっていました。「大人になったら、ダンスやろうね」と言われて、照れ笑いです。

 

私よりも一回り以上の人生の先輩たちが、笑顔で、生き生きとダンスを楽しんでいる姿は、見ているこちらも「こんな年齢の重ね方がしたいものだ!」とつくづくと思いました。個性がバンバン伝わってきましたね。

 

そして、保育園が終わって、今日は映画「キャッツ」をみました。ご存知のとおり、世界で最も有名なミュージカルです。日本では、劇団四季が専用の劇場で今でも公演が続いています。35年前にスタートしてから、この3月で、10,000回の上演となるそうです。

 

猫は人間に媚びない動物と言われていますが、自分の個性を、そしてプライドを誇りに生きていく姿を、キャッツでは、様々な猫たちを通じて演じられています。ミュージカルですので、素晴らしい歌声とテンポのいい演技が、感動を呼びます。

 

10,000回続く理由は、キャッツを見た私たちも、それぞれ個性的な見方ができることかもしれません。「あのシーンは、○○を風刺しているのだろう」「あの猫は○○そっくりだ」なんて・・・何度見ても新たな発見があるかもしれませんね。