ジャック・ニクラスの言葉

今日は体操教室の日です。体操教室では、子どもたちの「トライする・・・」「チャレンジする・・・」時の性格がよく表れます。今までやったことがない事に躊躇してしまう子や失敗を恐れて尻込みしてしまう子、最初から諦めてできないと言う子など・・・

 

逆に、あまり考えずに、とにかく「見る前に翔べ!」と、怖いもの知らずで、失敗を恐れずにチャレンジする子もいます。もちろん、前者がほとんどです。

 

「大丈夫だ!○○だったら、絶対にできるから」「失敗してもいいから、まずはやって見よう!」「何度もやって、練習しないと上手になれないんだ。頑張れ!」と、体操教室の先生もホワイトきゃんばすの先生も、このような言葉を何度も掛けています。

 

しかし、ただやみくもに「見る前に翔べ!」だけでは、成功にはつながりません。

 

若い世代には、タイガーウッズが有名ですが、かつてゴルフの帝王と呼ばれたジャック・二クラスの言葉を紹介します。私よりも上の世代では、二クラス=帝王です。

 

「ミスショットが問題ではなく、大切なのはリカバリーショットである」という言葉です。もう少し詳しく補足すると「プロだからミスショットは少ない。しかし、ミスショットをしてもスコアが安定しているのは、リカバリーショットが確実だからだ」ということです。

 

私たち素人は、ミスショットをすると、それを取り返そうと、さらに力が入ってしまい、リカバリーどころか、ミスショットを繰り返すのがおちですが、失敗を恐れずにチャレンジして失敗しても、冷静にリカバリーする力をつけることが大切なのです。

 

私も保育園の子どもたちによく言っていますが、大人は子どもに対して「失敗を恐れずに頑張れ!」と言います。しかし、そこで失敗した時のリカバリー策まで、考えてやらないと無責任なのかもしれません。

 

「頑張れ!チャレンジするんだ!」の言葉に、責任を持たねばいけませんね。