今日は、寺子屋園児全員の30メートル走のタイムを測定しました。何と、年長園児6名を差し置いて、ナンバーワンタイムは、年中の男の子です。
年長園児は、お昼寝タイムがなくなったので、勉強タイムとなるのですが、勉強どころではありません。「いいか、寺子屋1番が6人もいて、一人も○○君に勝てないとは!○○君のタイムを抜くまで、屋上で特訓だ!」と鬼の特訓です。(笑)
5回目くらいまでに、3人の年長園児が、年中男子の記録を抜くことができて、面目がたったわけですが、年長園児の中で、タイムが一番遅い男の子は、「勝てるわけないでしょ・・・」と早々にリタイアです。(笑)
しかし、夕方の自由時間に、彼は、ブロックとドラえもんのぬいぐるみを組み合わせて、見事なタイムマシーンを完成させました。小学生顔負けのレベルです。このように、スポーツや芸術の分野で、優れた結果があれば、その子には「すごいね~」と褒めることができ、自己肯定感もアップするのでしょうが、全ての子どもが、そうはいきません。
最近では、子どもの自己肯定感をアップさせるために、「子どもをほめなくちゃ!」ということが、プレッシャーになっているママが多いそうです。
そもそも自己肯定感=「自分は優れていると感じる」ことではなく、「自分は自分でいい」と思えることなのです。「○○君はかけっこが速くて、勝てないけど、自分は、絵を描くことが好きで楽しいんだ!」と思えることです。
よく、子育てマニュアルには、我が子の自己肯定感をアップさせるには、「子どもを認めることだ」と書かれています。しかし、認めるとは、具体的にどうすればいいのかが、なかなかわからないですね。
簡単な言葉ですが、子どもが遊びに夢中になっている時に、「○○ちゃんは、これが好きなんだね」と言うこと・・・これが「認める」ことです。
どうですか・・・「我が子に自己肯定感を持たせなければ・・・」のプレッシャーから開放されましたか。子どもが、ありのままの今の自分を「これでいいんだ」と肯定できるようにするには、褒めることも、難しい話をする必要などなく、「へぇ~」でいいのです。