小中一貫教育

明日から、小学校が始まりますね。ホワイトきゃんばすでは、今日まで、小学校3年から1年までの卒園児が登園したので、0歳児から小学校3年生まで、9学年の学び合いとなりました。

 

小学生が、屋上遊びで、ローラースケートをスイスイ走らせる姿に影響を受けて、年長園児が、なんとか追いつこうと、短時間で上手になっています。生活習慣やお手伝い、片付けの段取り一つとっても、在園児は学ぶところがたくさんありました。

 

もともと異年齢保育でのタテの関係をベースに、子どもたちが育っているホワイトきゃんばすですが、さらに、タテの関係の幅が広がり、充実した2日間となりました。

 

さて、公立学校で、全国初の施設一体型の小中一貫校として開校した、東京都品川区立日野学園は、義務教育9年間を1年生から9年生として、教育活動の充実に取り組んでいます。

 

もともと、品川区は、今から20年以上も前に、区内の小学校の校区制度を廃止し、どの小学校でもチョイスできる仕組みを作りました。また、小中一貫校である義務教育学校を増やしながら、9年間を一貫するという考えで、教育改革を進めてきた自治体でもあります。

 

そして、日野学園が、特に力を入れて取り組んでいるのが、「交流活動・自治的活動」の強化です。つまり、上級生のリーダーシップや子どもたちのコミュニケーション能力アップを目的に置いています。

 

具体的には、「1年生と9年生(中3)」「3年生と8年生(中2)」「4年生と7年生(中1)」などの兄弟学年を設定し、学習成果発表会や文化祭の発表を協同で行ったり、ランチルームで一緒に給食を食べたりするなどして、タテの関係を築いているそうです。

 

保育園で、異年齢での取組み成果を実感している私としては、この話を聞いただけでも、有意義な活動だと思います。「下級生は上級生に学び、上級生も下級生から学ぶ」が容易に想像できます。

 

子どもたちが、社会に出れば、上司や先輩から多くを学びますが、同時に、ベテラン社員も若手から大きな刺激を受けて、また成長するものですね。今後、日本の義務教育は、必然的に小中一貫校が増えていくことになると思っています。