昨日は、母の墓をビカビカにしてきました。といっても、墓を建立してからまだ1年半ですので、掃除の前と後でもあまり変わらないのですが、この1年間のことを独り言のように報告します。先日は、前の会社の仕事仲間が亡くなって4年目の命日に、いつものように墓前でおしゃべりです。
こうして、今年も一年間、健康で無事に過ごすことができた報告をします。年末の大事な習慣となっています。
さて、いじめ防止の取組みについては、様々な学校が様々な方法で取り組んでいます。その理由は、いじめの解決方法は、1つだけではないからです。
いじめ防止の活動に取り組む一般社団法人「ヒューマンラブエイド」を設立した、元校長先生は、かつて東京都内の小学校校長だった頃に、いじめ撲滅活動に取り組む子どもたちの組織を立ち上げたそうです。
児童会役員を中心に希望者を募ったところ、隊員は100人以上集まり、「キッズレスキュー」と名乗った子どもたちは、のぼりを掲げて休み時間にパトロールや声掛けを行ったそうです。
「人が環境から受ける影響は大きい。いじめが起きるリスクはゼロにはならないが『いじめはいけない』という空気は、子どもたちの間にできた」と、元校長は語ります。
大人の社会にも、セクハラやパワハラなど、様々な人権侵害があります。これからの子どもたちが大人になって、こういった理不尽に立ち向かい、乗り越え、解決する力を持つことを考えると、キッズレスキューの経験は、将来の生きる力につながっていくかもしれません。
「いじめ問題の主役は子どもたち。彼らの感覚や気持ちを大事にした取り組みでなければ、結果的に子どもを追い詰めたり、押し付けになったりしかねない」とし、ヒューマンラブエイドは、子ども自身がいじめを生まない環境について考え、取り組んでいます。
まさに、子どもたちが自分で考えて、自分で「いじめ防止」の答えを探していくイメージです。
道徳の授業で、先生が「いじめはいけないこと!」と主張をすることよりも、「いじめがなくなるようにするには、どうすればいいと思う?みんなで話し合って」という授業が大事になってくるのかもしれませんね。