幼稚園教育要領には、行事について次の記載があります。
「行事の指導に当たっては、幼稚園生活の自然の流れの中で生活に変化や潤いを与え、幼児が主体的に楽しく活動できるこようにすること。なお、それぞれの行事についてはその教育的価値を十分に検討し、適切なものを精選し、幼児の負担にならないようにすること」
保育園では、0~2歳児の小規模保育など、行事がほとんどないところもあるので、保育所保育指針には、行事に関しての記載はありません。
幼稚園や大型の保育園の現場の先生からは、こんな声がでます。「行事があるから生活が途切れてしまう」「行事があるから遊びが深まらない」・・・こんな感じです。園によっては、あえて、運動会や発表会は行いところもあります。理由は、「子どもたちの日常の遊びや生活を大事にする」からです。
また、「子どもたちの生活や育ちが大事なので、保護者が喜ぶだけの行事ならその必要がない」とまで言う園もあります。
さぁ~本当にそうでしょうか。ホワイトきゃんばすは、小さな保育園ですが、年間行事が山ほどあります。毎年、何か新しい取組みが増えていっています。もちろん、行事が増えることで、子どもたちの生活や遊びが途切れることなど一切ありません。
運動会やクリスマス発表会の練習では、一斉保育で取り組みますが、その経験は、子どもたちの非認知能力を育み、一つの目標を成し遂げることが、子どもたちの成長につながっています。
そして、ホワイトきゃんばすが考える保育の質の向上には、「子どもたちの保育園での成長を保護者と共有する」ことです。運動会や発表会の行事で、子どもたちの姿を保護者に楽しんでもらうことは、当たり前のことで、疑問の余地などありません。
通常の保育に、行事による「非日常」を子どもたちが経験することで、変化のある楽しい保育園生活を送ることができるのです。屋上遊びを楽しみ、運動会や発表会の練習を頑張って、子どもたちは成長するのです。
行事の量は、その保育園の考え方ですが、行事をすることによって子どもたちの遊びが途切れることもありませんし、子どもたちの成長を保護者とともに共有していくことは、これからの保育園に求められる大切なことだと思っています。
ということで・・ホワイトきゃんばすの行事は、これからも積極的に取り組みます。(笑)