令和元年 保育最終日

今日は、今年最後の保育園です。しかし、屋上遊びは、強風となってしまいました。ざっと風速15メートルです。子どもたちは「台風だぁ~!」なんて喜びながら、大はしゃぎです。

 

小学生と年長園児は、ローラースケートをしていましたが、追い風では立っているだけで勝手に前に進みます。「せんせ~い!超きもちいい!」とアクティブです。そして、今年最後のファームの収穫は、聖護院大根です。カブのような丸くて大きな大根です。

 

子どもたちは、自分の顔ぐらいある大きさの大根を引っこ抜いて、葉っぱごと今日のお土産にしました。聖護院大根は、煮込めば煮込むほど味が出て、あまり型崩れがしない大根です。じゃがいもなら、メークインのような位置づけです。あまりスーパーなどでは売られていないので、ママも喜んでいただきました。

 

葉っぱに、てんとう虫がいたり、アオムシがいたりしましたが、これも、無農薬の野菜である証です。子どもたちは、虫がいても驚くどころか、喜んで観察しています。

 

観察と言えば、保育園の水槽を見ていた園児たちが「園長先生…大変!」と大騒ぎです。どうやら、大きな魚(フナかブルーギル)が、小魚を食べてしまった瞬間を見たようです。「かわいそう!」「なんで!」と、子どもたちは嘆いていましたが、これも、生き物の世界に起きることの一つとして受け止めてもらいます。

 

そして、寺子屋園児と小学生には、「今年一番がんばったことは?」を一人一人聞いてみます。寺子屋園児は、運動会での紅白対抗リレーや組体操、サーキットレースに、先日おこなったクリスマス発表会を挙げる園児が多かったですね。

 

運動会とクリスマス発表会の練習は、屋上遊びなど、「見守り保育」が中心のホワイトきゃんばすの中において、数少ない「一斉保育」です。先生たちが主導して子どもたちに練習を頑張ってもらいます。

 

今年一番がんばったことに、運動会やクリスマス発表会を子どもたちが挙げるのは、目標に向かって練習を頑張ったという経験をしたからなのでしょう。子どもたちが大人へと成長していく中では、自分の意思に関係なく「やらなければいけないこと」が必ず出てきます。それを仲間たちと一緒に乗り越えていくには、この経験が大切になるのです。

 

卒園児の小委学生も、「運動会で5年生がやるエイサーを3年生でやり遂げた」小3女子と、「運動会の徒競走で1番になったことや、持久走大会で学年2番になった」小1女子、「運動会でパプリカを頑張った」小1男子の話がありました。

 

1歳児2歳児の小さい園児たちは、最近、園長の男遊びに積極的に参戦する子が多くなり、頭上にリフトアップしたり、デットリードライブ(プロレス技ですみません)をやってもらいたい園児で行列ができます。まだ、小1くらいまでは、軽々とリフトアップできる筋力は残っています。(笑)

 

保護者の方々には、今年1年の思い出話をしながら、しばしのお別れです。また、お正月での出来事を保育園が始まったら、じっくりと聞く事にします。よい正月を過ごして、年明けには、元気な顔を見せてください。