食品ロス削減に本腰

ユリの木の実であることが判明しました・・・というのは、秋に園児が公園で見つけてきた木の実の名前がずっとわからないままになっていました。こういう状態は、スッキリしませんね。(笑)

 

ユリの木は、何十メートルにもなる大木です。うちわをギザギザにしたような大きな葉で、夏には、ユリというよりも、チューリップのような赤い花を咲かせます。そして、秋には実になり、紅葉もする落葉樹でした。これで、一生ユリの木は忘れませんね。

 

さて、私がもし、プロの腕前を持つ料理人で、店を出すとしたら、「1日10組限定・・・シェフのおまかせディナー」のみでいきたいですね。こうすれば、作りたい料理の材料をじっくり選び、その日の人数が決まっているので、ロスが出ません。その分、いい材料を使うことができて、お客様も喜ぶ・・・というシナリオです。

 

年末を前に、食品ロス削減について、各企業も本腰を入れているようです。その背景には、お客様の意識の高まりもあります。家での食材を無駄にしないだけでなく、食品ロスにつながらない買い方も行います。牛乳は、新しい日付けを奥から選んで買うのではなく、手前の直近のものから買うといった行動です。

 

コンビニのファミリーマートは、この夏、土用の丑のうなぎの蒲焼を完全予約制で行ったところ、売上は前年割れとなったものの、廃棄ロスが大幅に減少し、利益が改善されたようです。今後は、クリスマスケーキや恵方巻でも同じように、予約制が導入されます。

 

クリスマスケーキの販売方法も、あいまいな需要予測で、たくさん発注して売れ残りを出すよりも、「限定○○個」の売り切れごめんスタイルが増えています。かつてコンビニでは、12月25日の夜に、値引きされたクリスマスケーキを見ることがありました。安い買い物でしょうが、せっかくのクリスマスケーキのありがたみが半減しますね。

 

クリスマスケーキのようなイベント性の高い商品は、家族で「どれにしようかな?」で、楽しんで選び、予約をして買いたいものです。

 

私が営業マンだった頃は、「ロスを出すよりもチャンスロスを出す方がいけない!」と、担当店に喝を入れて、「声出しと気合で売り切るんだ!」で、売上アップを狙う営業マンでした。今は、考え方も変わってきました。(笑)

 

人は変われるものですね。地球環境や資源について、そして、食品廃棄ロスを出さないという気持ちは、高くないといけません。