「SAKE」を世界へ売り込め!

クリスマス発表会の練習を毎日のように行っているので、子どもたちが、おうちでママパパの前で、劇のセリフやダンスを披露しているようです。友だちのセリフだったり、0・1・2歳の、自分が踊らないダンスも家では、楽しそうに踊っているそうです。

 

保護者にとっては、その1つ1つをパズルのピースのように、組み合わせて、全体像を想像しているのでしょう。(笑)

 

さて、埼玉県の蓮田市には、日本が誇る酒蔵があります。神亀(しんかめ)酒造という、小さな酒蔵です。この酒蔵は、日本で初めて「うちでは純米酒しか作りません」を行ったのです。純米酒とは、原料が「米・米麹」だけのお酒です。

 

戦後、日本酒需要に対応するために、米・米麹だけでなく、醸造アルコールや糖類を混ぜて、水増しした、廉価な酒が主流となりました。しかし、神亀酒造は、「本物の酒を造るんだ」という信念を持って、全量純米酒の酒蔵となったのです。

 

私の仲間の奥様は、無類の日本酒好きですが、純米酒しか飲みません。私も、自分で買う日本酒は、純米酒だけです。

 

しかし、国内の日本酒市場は、人口減や、様々なお酒がチョイスできる環境では、縮小傾向です。そこで、日本酒「SAKE」を世界に売り込めという流れが起きているそうです。

 

今人気の「獺祭(だっさい)」のように、米を3割まで磨いて、ワインのような口当たりの酒や、シャンパンの代わりにと、スパークリング日本酒が、外国人にも好評のようです。でも、これだけでは、まだ弱いですね。

 

そこで、日本酒の付加価値を上げるために、酒蔵の見学ツアーを行うところが増えているそうです。ターゲットは、もちろん外国人です。東京都福生市にある石川酒造では、英語が話せるガイドが常勤しています。2012年に、英語ツアーを始め、当初の海外客は年間わずか400人程度だったのが、昨年は、2000人だそうです。今年は、ラグビーワールドカップ効果もあり、プラス1000人を見込むそうです。

 

私も、義母が住む福島県の酒蔵を多く見学しましたが、杉玉の魅力と、何百年続いた伝統に、気持ちは、ワクワクドキドキです。外国人だったら、日本酒自体の出会いも初めての場合が多いでしょうから、日本酒作りの工程は、衝撃的でしょうね。

 

今や、酒蔵は観光資源とも言えます。東京オリンピックで、来年は多くの外国人が日本を訪れます。日本酒が、ビールやワインのように、海外で当たり前のように飲まれるような時代もすぐそこまで来ているのかもしれません。

 

そして、私が大好きな日本酒の飲み方の「ぬる燗」で和食を食べる外国人も増えて欲しいですね。