日本一の長い廊下

長いというのは、何かと人々の心をとらえるようで、私も中学3年の修学旅行で見学した、京都「三十三間堂」は、日本一長いお堂を持つ寺院としても有名です。長さは120メートル・・・そこに、およそ1000体の仏像が並んでいます。千手観音をずっと眺めているだけでも飽きませんね。観音像の顔の表情は1つ1つ違っていて、三十三間堂には、必ず自分に似た顔があると言われています。探してみるのも楽しいですね。(笑)

 

川越の菓子屋横丁を歩いていると、杖の長さくらいの「長~いふ菓子」が売られています。食べづらいのに思わず買ってしまうお土産です。サービスエリアには、「長~いバウムクーヘン」が売られていました。味はともかく、話題性では付加価値100点です。

 

四国は愛媛県に、1988年まで現役で活躍していた、宇和島小学校の長い廊下が今でも保存されているそうです。「日本一長い木造校舎の廊下」だそうです。

 

12の教室を結ぶ木造校舎は、長さ109メートルもあるそうです。100メートル走もできますね。今、学校の先生がやると「体罰」とされてしまうのでしょうが、私が小学生の頃に当たり前に行われていた「廊下に立ってなさい!」が、12クラスで行われれば、廊下にはざっと数十人の子どもたちが並ぶことになりますね。(笑)

 

さて、この日本一長い木造校舎の廊下では、毎年小学校低学年から大人まで、10クラスで100メートルの雑巾がけレースが行われているそうです。今年も10月に行われて、17秒38の新記録で26歳の男性が総合優勝したそうです。なかなか速いタイムですね。

 

保育園でも、雨で屋上遊びができない時は、教室内のミニ運動会となり、雑巾がけレースは定番種目です。いつか100メートルに、子どもたちを挑戦させたいですね。(笑)

 

学校の廊下には、子どもたちの様々な思いが詰まっているようで、とても大切な場所のような気がします。私も、休み時間には、廊下でほうきをバットにして、よく野球をやっていました。

 

最後に・・・長いものに郷愁を感じるのはいいですが、「長い物には巻かれろ」というのは、子どもたちには教えたくないですね。(笑)