新記録達成!2歳8カ月

今日は、保育園ホワイトきゃんばすで6年ぶりに記録が更新されました。2歳8カ月の新記録とは、補助なし自転車に乗れた年齢です。

 

昨日までの記録は、2歳10カ月です。これを達成した男の子は、今は小学校3年生になっています。しばらく、この記録は抜けないかなぁ~と思っていましたが、本日、男の子が快挙を達成です。

 

週末に、パパママの猛特訓が行われたそうですが、今日は、100メートルは乗り続けることができました。屋上は、職員と園児たちで大盛り上がりです。さらに、つられる様に、3歳男の子、3歳女の子の2名も、2歳男の子の影響で、あと一歩の勇気を絞り出し、自転車に乗ることができました。保育園での子ども同士の影響力が発揮されたシーンです。1日で、3人の園児の自転車クリアは、初めてのことです。

 

さっそく、ホワイトきゃんばす名物の「自転車免許証」を交付しました。たった1枚の免許証・・・実社会では、まったく効力をもたない免許証ですが、子どもたちは、大切にしてくれます。給食タイムは、自転車免許証をどこに置いている?の話で、子どもたちは盛り上がっていました。「テーブルの上にいつも置いてる」「冷蔵庫にマグネットで貼ってる」「宝物箱にしまっている・・・」という会話が続いていました。うれしいですね。

 

こうなると、寺子屋園児全員が自転車に乗れるように・・・という思いが園長の心に浮かんでしまいました。19名の3、4、5歳児の寺子屋園児のうち、すでに13名が自転車に乗れます。寺子屋前の園児2名を合わせると15名が自転車クリアです。

 

あと寺子屋園児6人・・・もちろん、自転車に乗れないことは悪いことでもありませんし、園長が強要するものでもありません。本人の気持ちがどうなのかが大切なことです。

 

今日の寺子屋の時間は、自転車教室にしたのですが、まだ乗れない4人に聞きました。「自転車に乗れるようになりたいかい?乗りたくなかったら、いやだと言ってね」すると、全員が目を輝かせて「乗れるようになりたい!練習する!」と言ってくれました。

 

ここからが大切です。今日は、乗れる園児12人が、みんなで教え合いながら4人をフォローしました。園長は、「がんばれ!」の声を掛け、見守るだけです。

 

4人は、今まで、自分から自転車の練習をすることがなかったので、今日は、ストライダーでバランス感覚を身につけ、補助付き自転車でペダルをこぐ感覚をマスターします。ストライダーで先導し、コツを教えたり、「ペダルをもっと速く・・・足をまわして!下を向かない・・・前を見て走って!」と子どもたち同士で、声を出しています。

 

私は、学び合いならぬ、自転車の教え合いの光景を見ているだけで、うれしい気分に浸っていました。これぞ、チームワークです。

 

自転車に乗れる乗れないは、大きな問題ではありません。こうして、自転車を通じてチームワークが生まれることが、とても大事なのです。本当に、寺子屋園児全員が乗れるようになる気がします。