保育園では、子どもの曲だけでなく、クラシックもポップも流れます。あの「ビートルズ」も園長の趣味で、頻繁に流れます。(笑)
保育園の子どもたちは、もちろん「ビートルズ」というグループは知りません。園長が「ジャンにポールにリンゴスター、ジョージハリソン」と言っても「???」の顔をします。しかし、ビートルズの曲は、かなり刷りこまれています。イエスタデーもレットイットビーも曲の素晴らしさはよく知っています。
昨日、保育園が終わって、映画「イエスタディ」をみました。
売れないミュージシャンが、突如「ビートルズ」を自分以外に誰も知らない世界に入り込みます。そこからの彼の活躍がビートルズの名曲と共に綴られる作品です。
ビートルズへのリスペクト・・・真面目に「愛」とは?・・・自分に正直に生きる・・・ビートルズをよく知るファンにはたまらないジョーク・・・どれをとっても、観終わった時に、たまらなく幸せな気持ちになれる作品です。
この作品の監督は、この映画を「ビートルズに贈るラブレター」と言っています。しかし、ビートルズファンへのラブレターでもあり、ビートルズを知らない若い世代への様々なメッセージでもあります。
実際に、ポールマッカートニーは、変装して妻と、この映画をお忍びで観たそうです。「イエスタディは、ポールマッカートニーの素晴らしい作品・・・」のくだりでは、映画館で照れ笑いをしてしまったそうです。
また、ミュージシャンにならずに船乗りになったという設定で、78歳のジョンレノンが登場するシーンがあります。まるでジョンレノン本人がそのまま年を重ねて出演したような錯覚に陥ります。ジョンレノンのファンなら、涙が出るほどうれしいシーンでしょう。
さて、最後に質問です。本当に、自分以外にビートルズを知る人がいなかったら、あなたが最初に演奏するビートルズの曲は何ですか?
う~ん・・・これは、迷いますね。
おやじ園長は、子どもたちに「ザ・ロング・アンド・ワインデイング・ロード」を贈ります。この曲は、ビートルズ解散前の道が見えない、メンバーが疲れきった状況をポールが作曲し、ジョンが作詞した作品です。どちらかというと、悲しい曲です。
子どもたちには、「これからの君たちの人生は、長くて、途中曲がりくねった、決して平たんな道ばかりではないけど、自分の足で、しっかりと歩いて、自分の人生を切り開いていくんだぞ!」というエールなのです。
あなたの1曲は何ですか・・・ビートルズは、なかなかこれ1曲が選べないですね。