連休明けとあって、今日は、子どもたちの「○○に行った!」の話で一杯です。5歳女の子は、ママ、姉と恒例の女子キャンプ(パパは留守番)に行ってきました。ママとお姉ちゃんが料理を作って、私が食べる人だそうです。(笑)
天気予報では、日曜日が雨だったので、東京ディズニーランドに行く予定だったようですが、キャンプの方が何倍も楽しかった!と言ってます。私もそう思います。
さて、富士山のふもと河口湖にある、船津小学校では、「今日のキラリ」が始まりました。壇上に一人の児童が立つと、その子の良いところを次々とクラスの児童が発表します。
「優しい性格です。理科の実験の時に手伝ってくれました」「元気があります。体操の時に大きな声を出していました」・・・と褒められるたびに、壇上の児童は照れくさそうな笑みを浮かべます。
船津小学校では、子どもたちの自己肯定感を高めるために「今日のキラリ」を始めたそうです。校長は、「社会で通用する人間を育てるには、自分の存在を認められる経験が必要。認められることで、自分らしさを発揮し、様々なことに挑戦できるようになる」と言います。まったくもって、同感です。
日本の子どもは、海外と比べて自己肯定感が低いことが指摘されています。2017年の調査では、「私は価値のある人間だと思う」という項目に、「そうだ」「まあそうだ」と答えた日本の高校生は45%。アメリカと韓国の84%、中国の80%に比べて、大幅に低い結果です。
自己肯定感が高まるのは、他人から褒められるだけではありません。「将来の目標が明確になった」「勉強が好きになった」「自分のクラスに愛着を持つようになった」という結果も出ています。
今日の本題はここからです。本人の問題だけではなく、実は、親など周囲の大人の自己肯定感が低いと、子どもも同じように低くなる傾向になるとこのとです。そりゃ、そうですよね。まわりが、ネガティブ人間ばかりの環境では、夢と希望を持った子どもは育ちませんね。
親は、「自分は凄いんだ!」と子どもに語る必要はありません。むしろ、親が自らの失敗について話すことが有効です。失敗から学んだり、笑い飛ばしたりした経験を通じて、子どもは「うまくいかなくても、失敗をたくさんしたって、そこから何度でも立ち直ることができる」と感じるのです。
こうして、子どもは、親の失敗談から、困難な状況に陥った時でもがんばり抜く力を身に付けるのです。
どうですか・・・大人になって、いまさら自己肯定感を強く持てと言われても・・・と思ったあなた・・・せめて、子どもの前では、はったりをかまし、自分の失敗談を面白おかしく語ることを始めてください。