今日は、卒園児8人が通うさいたま市立宮前小学校のフェスティバルに行ってきました。メインのバザーや、焼きそば・フランクフルトの屋台に、駄菓子コーナー、輪投げなどのゲームコーナー、読みきかせコーナーなど、子どもたちが喜ぶメニューでいっぱいです。
割りばし鉄砲作りのコーナーは「おやじの会」が主催です。パパたちが、子どもたちに鉄砲作りを教えながら、楽しい時間を演出してくれています。連れて行った年長園児が夢中になっていました。
読書ボランティアママたちが行う「読みきかせ」も、大きな絵本を使い、手作りのしおりや鶴の折り紙のお土産付きです。そして、バザーでは、保育園用の本をたくさん買います。20冊買っても300円・・・園に帰ると、さっそく園児たちが「新しい本だ!」と手に取っていました。
さて、そんな小学校の教員もベテランの域に達すると、研修などもなく、教員個人の力に頼るだけの状況になっています。そんな中、長野市では、50歳代の教員を中心に、「教員30年経験者研修」を実施しています。
最初に、これまでの教職員人生を振り返り、「上手くいっている(いない)・楽しい(苦労している)時期」を可視化する「教職履歴図を」を作成します。
20代・・・強烈なクレーマー保護者との出会い(苦労した)
30代・・・ポーランド・ワルシャワ日本人学校勤務(上手くいって楽しい)
40代・・・特に大きな変動はない
こんな感じで、参加者同士が話し合い、上向きだった時期の状況を確認します。共通するのは「人から大事にされ、頼りにされている時」でした。
研修では、その上で自分の強みや弱みなどの内部環境と、外部環境などをSWOT分析で見つめます。これで、ベテラン教員が学校のためにできることを客観視させます。この手法は、民間企業が、会社の分析と戦略を立てる時に行う手法とほぼ同じです。
この研修の講師は、ベテランは勝手に自分を老齢化したイメージで捉えている。人生100年時代で考えれば、最初の50年は「第1ハーフ」にすぎず、今の時期は「第2ハーフ」のスタートと考えてもらいたいと語ります。
これからは、教育分野に限らず新しい知識や仲間、健康、ネットワークなどの、無形財産を作り出す大切さを語り掛け、「働き方改革だけでなく、生き方改革も視野に入れて行動してほしい」と「30年経験者研修」を結びます。
どうですか・・・これは、教員に限らず、「勝手に、自分をおいぼれのベテラン選手」と思っている私の世代へのエールです。
はい。生き方改革は、ずっと続ける人生が、やっぱり楽しい人生ですね。