運動会の練習がスタートしています。朝の会では、運動会で踊る「はなかっぱ」ダンスで盛り上がります。「♪パッパッパ~♬」の軽快なリズムは子どもたちのお気に入りで、すでに振り付けを完全に覚えた園児もいます。
外遊びの前は、寺子屋園児が行う「組体操」の練習です。こちらは、体操教室で実践する技「飛行機」「V字バランス」「スーパーマン」など、まずは一人技にトライです。これから、2人3人とまだまだ練習は始まったばかりです。
さて、今日も女子を中心に、ぬいぐるみや人形を使ってのごっこ遊びのシーンが見られます。保育の専門用語で「移行対象」という言葉があります。
女の子が、うさぎのぬいぐるみを手にして遊んでいます。小さな布をぬいぐるみにかけて、お昼寝時間のトントンをするようにやさしくあやしています。そして、女の子が小さな声でつぶやきました。
「赤ちゃん、ママ早く帰ってくるからね。大丈夫よ」と。そうです。おそらく、女の子にとっては、ぬいぐるみは自分自身なのです。自分で自分に対して「大丈夫よ」とセルフケアをしているのです。
子どもたちは、ごっこ遊びなどを通して、自分で自分をケアする姿をよく見ます。保育園には、大人の目からは「こんなにたくさんのぬいぐるみ・・・少し減らしてもいいかな~」なんて思ってしまうのですが、「移行対象」であることを考えると、子どもたちにとっては、一体一体が大事な宝物なのです。
無駄に多い・・・と思う、保育園のおもちゃにぬいぐるみに人形ですが、子どもの安心感を支える大切なツールと考えると、なかなか捨てられないのですね。
こうして、どんどんぬいぐるみがたまってしまうのです。(笑)