ゲームに負ける現実社会

今日は、秋らしい陽気でした。屋上遊びは、最近ブームの色水作りに、タイや転がし、そして、クマバチやバッタを捕まえる子どもたちです。カメの散歩もしました。また、補助なし自転車に挑戦する園児が出てくることでしょう。 

 

さて、ゲームに夢中の男子高校生3人・・3人ともバトルロイヤル系ゲームに夢中です。

 

だいたい夜10時頃から一緒にプレーしている・・・週末中心に週3日アルバイトして月5万にはなる・・・そんなに稼いでどうするの?・・・ほぼ全額ゲームに課金している・・・もったいなくないの?・・・ゲームのためにバイトしているから当然・・・

 

こんな話を平然と語る高校生たちです。

 

「俺ら、勉強もあかんし、部活もやっていないし、ゲームしかない。ネットでゲームの実況をすると。日本中から見に来る。ゲームで知り合った人が集まる時も全国から会いに来るし・・・」

 

私のような古い人間は、ゲームのためにアルバイトをすることがまったくしっくりきません。しかし、彼らは「ゲームのランキングが上がると、『自分自身の価値』が上がる」と言います。

 

部活動で活躍しているとか、テストの点数が高いとか、そういった子はゲームをしてもそこまでのめり込みません。それは、承認欲求が、既に満たされているからだと言えます。

 

ゲームにのめり込む子は、課金し、ランキング上位者になることでしか、自分の価値を確かめられないとしたら、こんな悲しいことはありませんね。勉強も部活も、もっと言えば人間関係も「いくら頑張っても結果がでないもの」・・・だから、ゲームにのめり込むというのであるなら、現実社会はゲームに負けているのかもしれません。

 

大人でも、インスタグラムのフォロワーの数が、多いことで、自分の価値を確認するのであれば、顔も見たことがない不特定多数の存在の方が、現実世界で、顔を知っている仲間や家族よりも大切であるかのような錯覚に陥っているのかもしれませんね。

 

どうしたらいいものか・・・現代の若者が抱える大きな課題とも言える深い問題です。