訳あり食品

今日は小雨の中で屋上遊びをしました。ミストシャワーを浴びているようで、とっても気分爽快です。

 

まずは、朝顔の花びらをたくさん取って、色水作りに子どもたちは夢中になります。青やピンクの花は、そのままの色が出るのですが、白い朝顔は何色になるのか?やってみると、緑になりました。

 

次に、ベビーコーンを収穫し、皮むきを子どもたちが頑張ります。1本のトウモロコシの木には、たいがい2つか3つのとうもろこしができるのですが、間引いて1本にしないと、甘くて大きくなりません。間引いた赤ちゃんサイズのとうもろこしが、ベビーコーンです。そのまま捨ててしまうのは、もったいないので、スープに入れて給食で食べます。もちろん、味の方もおいしいのです。

 

さて、「もったいない」と言えば、最近は、訳あり食品を販売する専門店が増えているそうです。賞味期限が近いなどの理由で、メーカーなどが廃棄を予定していた商品や、賞味期限切れの商品もスタッフが試食をして問題ないと判断したものを売ることもあるそうです。

 

私は、食品業界で長く仕事をしていたので、百貨店や量販店の1/3ルールが身に着いてしまっています。1/3ルールというのは、賞味期限が6カ月のお菓子があったとします。百貨店などに出荷できる期限が、製造日から、賞味期限の1/3の2カ月まで・・・お客様に販売できるのが1/3を足して4カ月までというルールです。つまり、賞味期限切れまであと2カ月もあるのに、販売不可で廃棄扱いとなるのです。

 

これは、なるべく新しいものをお客様に届けようという考えですので、間違ってはいないのですが、ここ数年、私たち消費者の意識が変化してきました。

 

「食べ物を無駄にしない」という考え方です。昔なら、スーパーで牛乳を買うのに、一番奥にある日付けが一番新しい商品を選んでいたのに、今は、どうせ2、3日で飲んでしまうのだから、日付けが古い商品を買って、お店のロスを減らそうと考える人が増えてきたのです。

 

保育園では、1日で4本くらい牛乳を使いますので、迷うことなく手前に並ぶ商品を購入します。

 

訳あり商品は、当然通常商品よりも安く購入できるメリットがありますが、店舗側は、「店にある商品は捨てられていたかもしれないもの。その現実を知り、家庭にある食べ物をもう一度見直してもらいたい」といいます。

 

食材の宅配サービスも、使いきりで無駄のない量で、レシピがセットされていますね。スーパーで、ざっと買い物するよりも経済的で、無駄がありません。

 

これからの時代・・・間違いなく、「素敵なライフスタイル」の1つは、「食べ物を無駄にしない生活」が当たり前になるでしょう。

 

どうですか・・・定期的に冷蔵庫を見渡して、賞味期限ぎりぎりの食材を無駄にしない習慣をつけてみませんか。