生き物だって個性いろいろ

今日も昼休みに、小学生と年長園児を連れて図書館に行ってきました。最近は、「トイストーリーの本はありますか?」など、園長にいちいち聞かなくても、図書館の職員に遠慮なく質問できるようになっています。

 

今日は、7人で32冊の本を借りました。9冊も借りた年長男子は、先回は、昆虫図鑑など写真中心の本を選んでいたのですが、今日は、絵本も何冊か借りていました。とっかかりは、自分で選んだ本を手にすることですので、全部読めなかったとしても、それでいいのです。

 

さて、今日は、屋上のミドリガメの生けすの水をきれいにしました。久々に7匹のカメを散歩させました。意外とカメは歩くのが早いので、「みんな!遠くに行かないように見てるんだぞ!」と言いながら、子どもたちは、カメの観察をします。

 

ミドリガメは、同じ水陸両用のクサガメやニホンイシガメと比べると、性格が荒く、繁殖力も高いと言われています。しかし、今日の観察では、それぞれ、性格が違います。

 

すぐに日陰に逃げ込んで、じっとしているカメもいれば、持ち上げると、奥まで首や手足をしまい込んでしまう臆病カメもいます。

 

反対に、持ち上げると「ヒュー!」という威嚇の声をあげて、手足をバタバタさせて、口を大きく開けて噛みつこうとするカメもいます。子どもたちは、その狂暴ぶりに、後ずさりをします。

 

よく、私たち大人は、子どもたちに対して「人はそれぞれ、性格も考え方も違うんだから、違うということを理解するところからコミュニケーションが始まるんだ!」なんて、偉そうに言いますが、今日のミドリガメの観察でわかったことは、「生き物だって個性いろいろ」ということですね。

 

これからは、この生き物は「おとなしい性格」とか「狂暴だから」などと、決めつけないようにします。(笑)