卒園児の小学3年の女の子・・・この夏休みの「自由研究」は、図書館で借りた「自由工作アイデアブック」という本を参考にして、貯金箱を早々に仕上げたそうです。
また、同じく卒園児の小学校1年生の女の子は、図書館で、絵がほとんどない文字だけの分厚い本を借りたそうです。サマーキャンプで作った、手作りの「しおり」を使うこともモチベーションアップにつながり、毎日少しずつ読んでいるそうです。
年長男の子は、土曜日の園長課外授業で、図書館で本を借りる経験をしてから、ママに、自分の図書カードを作ってもらい、一緒に図書館に通う生活が始まったそうです。
本を読むことは、子どもの成長につながることは、間違いないのですが、「子どもが自分で選んで借りた本」というのがミソなのです。親が良かれと思って、買い与えた本は、たいがい読まれないままに、本棚の隅に放置されてしまいます。
私が息子の15歳の誕生日に「男が15になったら読む本」をプレゼントしたのですが、今も買ったままの状態で、本棚に置かれています。親の押し付けは、NGですね。(笑)
そんな、公共図書館ですが、小学生に貸し出す書籍の数が増え続けているそうです。文科省が先日公表した「社会教育調査中間報告」によると、2017(平成29)年度に、全国の公共図書館が小学生に貸し出した図書は、合わせて1億9730万冊で、10年間で1.5倍に増えています。
図書館の数も2018年度は3360館で、10年間で195館も増えているそうです。
ここ数年で、小学生は少子化の影響を受け減る傾向にあり、図書館に登録した小学生の人数も減っているそうです。それでも、貸し出し数が1.5倍になったのは、各図書館が読み聞かせなどの催しを充実させたり、本のレイアウトなどを見やすく工夫していることが実を結んだようです。
昨今、紙の本が売れなくなっている時代に、こうして、小学生が図書館で本を借りる習慣が多くなってきていることは、うれしいですね。
自分がやりたい事・・・自分が興味を持ったこと・・・自分で考えて、自分で本を選ぶ。お気に入りの「しおり」をいくつか持つライフスタイルなんて、カッコいいですね。
どうですか・・・わが子を連れて、図書館へゴー!