平成に浸る④

福島は、さいたま市ほど暑くはないので、窓を開けて風を感じながらエアコンなしで過ごすことができます。

 

さて、今日は平成に行われた、オリンピック・パラリンピックを思い出してみましょう。平成の31年間で、夏季オリンピック・パラリンピックは7回、冬季は8回行われました。夏冬合計でオリンピックでは68個の金メダル・パラリンピックでは85個の金メダルを獲得したのです。

 

夏を振り返ります。

 

「今まで生きてきたなかで、一番幸せです」の名ゼリフは、平成4年バルセロナ大会女子200メートル平泳ぎの岩崎恭子選手です。今でもこのシーンは印象に残りますね。水泳と言えば、北島康介選手のアテネ・北京の2大会連続の金メダルとセットで「チョー気持ちいい!」「なんも言えねー!」の名ゼリフははずせません。

 

平成12年シドニー大会では、日本女子陸上初の金メダルを獲得した、マラソンの高橋尚子選手の30キロを超えた地点での「サングラスを投げた!」が記憶に残ります。

 

平成20年の北京大会での女子ソフトボールの金メダルは、エース上野投手の3試合413球の熱投と共に大感動しました。その瞬間、私は子どもたちと北海道を旅していて、旭山動物園を楽しみ、札幌からはまなす号という夜行列車で青森に向かうべく、札幌駅にいました。駅のパノラマテレビでは、まるで力道山の昭和時代の街頭テレビのような盛り上がりでした。優勝の瞬間の大歓声は凄かったです。

 

冬もたくさんの物語がありました。

 

平成4年のアルベールビル大会、6年のリレハンメル大会で連続金メダルを獲得した、ノルディック複合団体の日本チーム・・・荻原健司選手の強さが印象的でした。

 

平成18年トリノ大会での「イナバウアー」と言えば、荒川静香選手のフィギュアスケートです。この大会唯一の金メダルに日本中が湧きました。得点として加点されないイナバウアーを自分らしさの象徴として演目に入れる荒川選手の姿に感動しましたね。

 

記憶に新しいところでは、平成30年平昌オリンピックでの小平奈緒選手です。500メートルを制した後の、ライバルでもあり友でもある韓国選手との絆は、心を打たれましたね。

 

そして、日本の長野で平成10年にオリンピックが開催されました。金メダル5個の大活躍・・・前大会で失速したジャンプの原田選手のリベンジ・スピードスケートの清水選手と印象に残るシーンがたくさんありました。

 

あなたの思い出に残るオリンピックはどんな場面ですか。来年は、東京オリンピック、パラリンピックですね。メダルの数以上に、素敵なオリンピックにしたいものです。日本に住む私たちにも、世界の目が向けられますね。子どもたちにとっては、世界を感じる素敵な機会になることでしょう。