令和の時代に入って、まだ4カ月も経っていないのに、すっかり「れいわ」という言葉のの響きは、私たちの日常生活に溶け込んでいますね。そこで、お盆休みは、あえて平成に浸って、平成を感じたいと思います。
今日は、数字に見る「平成」です。
言うまでもなく、世界のあらゆる国と地域には、それぞれの言語がありますが、「数字」は、世界共通語です。世界の道理は、すべて数字で証明することができます。平成時代の日本の「価値観の変化」などを数字で見ることにします。
「結婚」への価値観が大きく変化したのが平成かもしれません。データが取れる平成2年と平成27年生涯未婚率(50歳までに婚姻関係がゼロだった人)は、男性が5.6%から23.4%・女性が4.3%から14.1%に増えています。
女性の場合は、仕事をして男性に頼らなくても自分一人で生きていける。結婚=女性の幸せという方程式ではないという多様なライフスタイルの変化など、この数字の根拠になる仮説は、たくさんあげらえます。
一方、男性の場合は女性よりも極端に数字がアップしています。生涯未婚率23.4%ですので、4人に1人が、結婚しないということになります。令和の時代では、「男だから」「女だから」という考えがますますなくなっていくことは間違いありませんが、未婚率については、男女格差が広がらないように・・・と願いたいものです。
女性の社会進出に伴い、女性管理職が増えています。保育園ママにも管理職のママがいます。数字で見ると、平成元年の女性管理職比率(企業規模100人以上)は4.6%に対して、平成24年には14.4%と約3倍に上昇しています。データはありませんが、平成31年には、さらに上昇していることでしょう。
「不動産」「小売」「サービス」などの分野で女性の管理職比率が高いそうです。小学校や中学校の校長先生も、女性校長が増えてきました。教育委員会トップの教育長にも全国を見れば、女性が活躍しています。
もちろん、欧米諸国と比較すれば、その比率は低い日本ですが、保育園で働くママを見ている私にすれば、優秀な女性が増えたのではなく、今まで自分の力を発揮できる機会が少なかった女性が、その能力を活かせる環境が整ってきたのです。
私が勤めていた民間企業は、女性の比率が高かったこともあり、「男性より女性の方が仕事ができる~」というのが、私の経験上の偏見です。(笑)
平成の31年間で、仕事やライフスタイルなど様々なことで、日本が、男女の違いを比較しない世の中になってきたことは間違いありません。令和の時代には、どうなっていくのでしょう。あなたは、どう思いますか。