「失敗から学ぶ」をどう教える

保育園は、本日からお盆休みです。子どもたちからは「○○に行く!」など、たくさんの予定を聞いていますので、とことん遊んで楽しい時間を過ごしてもらいたいですね。

 

さて、私たち大人は、子どもに対して「失敗から多くを学ぶのだから、失敗を恐れずに挑戦しなさい!」と言うことが多いですが、子どもたちは、理屈では分かっているものの、「やっぱり失敗したくない」「間違えたらみんなに笑われるかもしれない」という思いから、自分の意見を言えず、せっかくの学びのチャンスを逃していることがあります。

 

今年、シーズン途中で引退したイチロー選手は、4千本安打を達成した時、「自分には4千本安打の倍以上の失敗があり、今はその悔しさしか残っていない」と話していました。

 

4千本安打という素晴らしい成績に満足するのではなく、失敗にしっかりと向き合っている言葉です。

 

そして、発明王エジソンは、何と1300もの発明品を生み出しました。エジソンは、小さい頃からいろいろなことに興味を持ち「どうしてこうなるの?」「これはなぜなの?」と、わからないことがあると誰にでも聞いていたそうです。

 

エジソンの発明の中でも有名な「電球」も簡単に発明できたわけではありませんでした。何度も実験をし失敗を重ねていました。

 

そんなエジソンの様子を見ていた人がある日「1万回以上も失敗しているのだからもうやめたら?」と言いました。その時、エジソンは、こんなことを言ったそうです。

 

「私は失敗なんかしていない。こうするとうまくいかないという方法を1万通りも発見したんだ」と・・・そうです。エジソンにとっては、失敗は発明なのです。

 

失敗したり間違えたりすることは、新しいことに気付くチャンスと考えると、私たち大人が、ただ「失敗から学ぶんだよ」と子どもたちに伝える表面上の言葉よりも、説得力が増しますね。

 

さぁ~あなたなら、我が子に「失敗から学ぶ」ことをどう具体的に伝えますか。