三尺三寸の箸

今日の寺子屋では、夏まつり3店舗のメンバーで、売上集計をしました。3番さんは、お客さんだったので、今回集まったお金、10円・50円・100円・500円・1000円の勉強です。

 

そして、売上です。カレー屋5,650円・かきごおり屋5,850円・ゲーム屋3,100円の合計14,600円です。カレー・かきごおりは、1杯50円。ゲームは何度やっても50円と、客単価が低いので、売上はこんなものですが、カレーは113杯・かきごおりは117杯・ゲームは62人に、たった1時間ちょっとの時間で楽しんでもらいました。子どもたちのがんばりが、想像できると思います。

 

今日の保護者の連絡ノートコメントを読むと、夏まつりを大いに楽しんでもらったようで、職員が流した汗も、報われますね。

 

売上14,600円の使いみちは、明日の寺子屋で、子どもたちが考えて決めます。もちろん「おもちゃ買って~」のような、安易なリクエストには答えませんが・・・(笑)

 

さて、「三尺三寸の箸」の話を今日は聞いてもらいます。ちょうど1メートルの箸です。

 

『ある日、お釈迦さまは地獄にいる人たちの目の前に、ごちそうをいっぱい並べ、この三尺三寸の箸を渡しました。ごちそうは、この箸を使って食べることが条件です。地獄の人たちはこの箸を奪い合い、ごちそうを食べようとします。ところがどうでしょう。誰もが必死に挑戦するのですが、口にごちそうは運べません。やがて、地獄の人たちは痩せて、目がぎょろっとした鬼のような顔になっていきました。

 

お釈迦さまは、極楽でも同じように箸を渡してごちそうを並べました。するとどうでしょう。極楽の人たちはみんな、ごちそうをお腹いっぱいに食べることができました。どうしたと思いますか。極楽の人たちは正面に座っている人に、この箸で「どうぞ」と言って食べさせ、食べさせてもらった人は「ありがとう」と言って、今度は違う人に食べさせていたのです。

 

自分の事よりも先に相手のことを考えて行動したのです。

 

自分のいる場所を極楽にするか地獄にするかは自分の心が決めるのです。自分のことばかり考えていたらその人がいるところは地獄です。周りの人を喜ばせようとする人がいるところは極楽です。周りを幸せにするから、いずれ自分も幸せになります』

 

子どもたちに、聞かせたい話ですね。