小学校が夏休み中、普段は、自治体の学童保育は、学校が終わってからの放課後からの利用となりますが、夏休みの今は、朝から1日です。どうしても、飽きてしまう子どもが多いと聞きます。
ホワイトきゃんばすに夏休みで登園する卒園児は、プールなどの保育園プログラムが充実している事や、お手伝いや後輩たちへの世話などを小学生には、積極的にやってもらうので、やりがいもあり、飽きませんが、普通はこうはいきません。自治体の学童や塾で過ごす夏休みは、案外子どもたちにとっては、退屈なのです。
そこで、企業が従業員の子ども向けに体験教室を開く例が、ここ数年で目立ってきたそうです。
東京都中央区にある、老舗乾物店では、従業員の子ども相手に、だしの取り方やカツオ節を削る体験も行っているそうです。他にも、工作教室、囲碁講座、けん玉大会などを子どもたちと一緒に行っているところもあるそうです。
私が勤めていた会社でも「パパやママのお仕事を覗いてみよう・・・そして、おいしいプリンを作ろう!」という企画を行っています。子どもたちは、家でゴロゴロしているパパが、きちんと仕事をしている姿に「パパかっこいい!」となったり、実際にプリンの製造にかかわっている社員と一緒に、本格的なカスタードプリンを作る体験は、普段ではできないことなので、大好評だそうです。
企業の資源を生かせば、子どもたちにとって、学びの機会を提供できる可能性が高いと言えますね。
親が子どもに教えなければならないことの一つに、「仕事をすることは大切なこと」というのがあります。もちろん、職種のことではなく、どんな仕事でも、一生懸命に取り組んで、他の人や社会のためになること。仕事をすることで、大人になれば家族を養い、国に税金を納め、世の中の役に立つ・・・そんな、捉え方を子どもたちがしてくれるとうれしいですね。
「仕事って、辛くて大変でやりたくないよ~」と、マイナスのメッセージを我が子に伝え続けるか、「仕事って、大変な時もあるけど、やりがいや楽しいことがたくさんあるんだよ。チームで協力する仕事もあるから、達成感も大きいんだよ」とプラスのメッセージを言い続けるかで、子どもの受け止め方は大きく変わってきます。
百聞は一見に如かずで、まずは、我が子に自分が仕事をしている姿を見せることは、とても大切なことかもしれませんね。