児童が遠泳

昨日のプール開きは、子どもたちにとっては本当に楽しい時間だったようで、それぞれの家庭で、子どもたちのマシンガントークが、さく裂したようです。今日も、スライダープールに行列ができ、水鉄砲チームは、その腕を競い合い、競泳プールでは、ドルフィンキックと平泳ぎのカエル足を特訓しました。充実したプールになっています。

 

さて、大河ドラマ「いだてん」は、日本で初めてオリンピックに参加した男「金栗四三」から、日本にオリンピックを誘致した男「田畑政治」へ物語は移っています。この田畑が少年時代過ごしたのが、静岡県の「浜名湖」です。

 

その浜名湖を見下ろす場所にある、浜松市立伊目小学校は、30年前から児童が1キロの遠泳大会をする伝統行事が続いているそうです。校内検定に合格した4年生以上の児童が参加できます。卒業するまでにほぼすべての児童が参加できるようになると言います。

 

今年は、千メートルの部に21人、500メートルの部に23人が参加し、全員が完泳したそうです。伊目小学校では、この遠泳のねらいを「限界にチャレンジ」と定め、参加した児童は、ライフジャケットやウエットスーツなど浮き具の助けを借りることなく、足が底につかない深さの湖面を泳ぎ切るのです。

 

3年生以下の児童など、泳がなかった児童は、湖岸から合唱して泳ぐ園児を励まします。そして、泳ぎ切った後は、全児童に保護者たちが調理したカレーライスが振る舞われるそうです。

 

子どもたちの「非認知能力」を引き出すには、最高の行事ですね。そして、見事に泳ぎ切った子どもたちに、アッパレです。

 

私が中学2年の時に、臨海学校で、静岡県伊豆の三津浜(みとはま)の海岸沖の特設プールで特訓が行われました。筑波大学の水泳部の学生がコーチとなり、昔の話ですので、超スパルタ練習です。私は、小学生の時に、スイミングスクールに通っていたので、上級クラスにされ、400メートル個人メドレー×4本とか、ヘドが出るくらい(汚い言葉ですみません)の練習をしました、というより、させられました。(笑)

 

そして、1週間の臨海学校の最終日、オリーブオイルを体に塗りたくって、泳ぎが苦手だった生徒も含め、全員が1.5キロの遠泳を完泳させるのです。今でも忘れない、大切な思い出です。

 

いよいよ、保育園のプールが、スタートしたので、遠泳はできませんが、違う形で、子どもたちの「非認知能力」を高めていきたいですね。