今日の寺子屋は、夏まつりの装飾です。黒の模造紙に絵の具で、華やかに手形をペッタンします。「お化けの花火音頭」を子どもたちが踊るのですが、この手形が花火になるというわけです。
右手で1色、左手で違う1色を塗ります。両手で、赤と黄色など一人2色の手形を模造紙にスタンプしていくのですが、中には、何色も混ぜてしまう園児もあります。(笑)
子どもたちは、わいわいガヤガヤ・・・それなりに形になってきました。フィンガーペインティングは、感触が気持ちよくて、子どもたちには大人気です。
さて、今日は四国の愛媛県の話です。大洲市の少年交流の家では、「伊予の伝承文化を学び伝えるリーダー村」という事業があります。
これは、4日間大学生が小学生と共に過ごします。最初の2日間で、リーダーシップや子どもへの接し方、集団づくりの技法、愛媛の伝統文化について学びます。後半の2日間は、小学生が参加する「子どもむかし生活体験村」の企画・運営を担当するという内容です。
目的は、4日間、小学生と共に過ごす中で、リーダーとしての資質を身につけ、活動を通して伝承文化を小学生に伝えることです。大学生と小学生の組み合わせというのも、他ではあまり聞きませんので、興味深いですね。
たった4日間ですが、学生が悩みながらも解決策を考え、日ごとに自信をつけていく姿があり、数日でもかかわらず、班が家族のように変わっていくのだそうです。
「今まで卒業式でも涙することがなかったのに、最終日の夜から涙が止まらなかった」とある学生が話します。
リーダーとして、周りの人たちを引き込んでいくタイプの人間は、実は少数派です。ほとんどの日本人は、内向的な性格とも言われます。しかし、こうして、リーダー体験を行うことで、自分でも気がつかなったリーダーシップの花が開くかもしれませんね。
リーダーシップは、声が大きくて「俺についてこい!」タイプとは限りません。周りの人たちへの「影響力」が高い人がリーダーにふさわしい資質を持っているのです。リーダーシップも「他人と違う」でいいのです。