演劇取り入れマナー、モラルを考える

昨夜は、新宿京王百貨店の屋上で、中学・高校時代の仲間たちとバーベキューをしました。屋上ビアガーデンスペースの半分が、BBQコーナーになっており、食材持ち込みで楽しめる空間になっています。保育園の畑で収穫したインゲン豆にオクラ、ピーマンは、「おいしい!」と大評判でした。おやじたちは、年齢的なこともあり、肉よりも野菜を好む傾向にあります。(笑)

 

となりのグループは、24歳の女子4人組です。おやじたちにとっては、自分の娘ほどの年齢ですが、誕生日のお祝いバーベキューをしていました。高校時代の仲間だそうです。トップスのチョコレートケーキがバースデーケーキというのが、おやじたちの共感を呼びます。今どきの人気パティシエのケーキでなく、平成のチョコレートケーキの定番というのがいいのです・・・(笑)

 

仲間を大切にし、人生を大いに楽しんでいるようで、おやじたちは、まるで我が子を見るように、うれしい気持ちになるのです。

 

さて、東京都新宿区にある海城中学では、1年生に向けて演劇を取り入れたワークショップを行っています。俳優や演出家で作るNPO法人が、通学時の電車の中でトラブル事例を演じます。

 

電車内で生徒数人が大声で話すなどして他の乗客から迷惑がられる場面を表現します。ポイントは、演劇の後、生徒に「自分ならどう行動するか」を考えさせることです。

 

劇中に登場していた生徒の一人は、「迷惑がられているとは分かっていた。でも、友だちとの人間関係が気になっていた」とその時の内面を暴露します。

 

演劇を見ていた生徒たちは、さらに考えます。「本当の意味で友人になるには、指摘し合えることが大事なのでは・・・」「言うのが難しくても目で伝えられる・・・」などの意見が出ます。

 

「電車の中ではマナー、モラルを考えよう」という模範演技を見るだけでなく、そこから、生徒たちが自分で考えて、普段の学校生活につながる「友だちとの距離感」まで広がっていきます。

 

たいがい、こういった取組みは「○○しましょう」という、一方通行の押し付けに終わることが多いのですが、やはり、生徒自身が自分で考えることが大切なのです。