「好き嫌いダメ」はもう古い!?

今日はピクニックランチの日です。寺子屋園児が、ママが作ったお弁当を屋上でわいわいガヤガヤ食べます。年に3度の行事なので、ママも子どものリクエストを参考に、はりきって弁当作りを頑張ってくれます。子どもたちにとっては、特別な一日です。

 

子どもたちは、ウマの合う園児同士で輪になって会話を楽しんでいます。デザートのゼリーが多かったので他の園児におすそ分け・・・会話を楽しみながらの給食は、いつもと一緒ですが、屋上&ママのお弁当は、非日常感が満載です。(笑)

 

ピクニックランチのお弁当は、たいがい、ママの頑張りで量が多めですが、子どもたちは、みな完食します。理由は、ママと一緒に「何しよう」と自分で考えたお弁当だからです。

 

しかし、おうちでの食事では、「好き嫌いせず、残さず食べなさい」と言われて育った親世代にとって、自分の子どもにも同じように教えるママがほとんどですね。保育園でも「好き嫌いしないで、何でも食べよう!」は、どの先生も子どもたちに願うことです。

 

ところが、最近は考え方が少し変わってきているそうです。

 

「好き嫌いしないで食べること」よりも「食を楽しむことが重要」という考えです。もちろん、楽しく食事をすることには大いに賛成ですが、好き嫌いなく楽しく食べられる方がもっといいじゃないのと、ひねくれた私などは思ってしまいます。(笑)

 

ところが、近年主流の考えは「食べない分の栄養素は別のものから摂る。嫌いなものを無理に食べさせられるのは、子どもにとって苦痛なこと。だから、無理強いはしない」とのことです。

 

サッカーの元日本代表中田選手は野菜嫌いで大人になっても偏食・・・体操の内村選手はブラックサンダーというチョコレート菓子ばかりたべていた・・・なんて、ことも耳にしますが、みんなで楽しい食卓にするには、誰もが好き嫌いなく「おいしい!おいしい!」と会話が弾む方が楽しいですね。

 

保育園では、屋上ファームの自分で収穫した野菜は美味しく食べるというマジックがあります。あとは、量を少なくする・・・残してもいいけど「あとこれだけ頑張ってみよう」と先生が後押しすることが多いですね。

 

ある栄養士は、「たとえ食べなくても、苦手なものを食卓に登場させることは大切」と話します。苦手な物には一工夫・・・例えばにんじんが苦手なら、型抜きを使って星型にすることで、見た目を変える・・・野菜を子どもと育てたり、料理を一緒に作ったりして、食卓に上がるまでの過程を知ることも子どもの楽しみを引き出すことにつながると言います。

 

ということで、やっぱり「好き嫌いはダメ」でしょ・・・(笑)