映画「翔んで埼玉」がヒットし、「ださいたま」というマイナスの言葉だけでなく「さいたまてぼこ」・・・つまり、埼玉県は、玉手箱のように魅力がいっぱいある県とも少しずつ言われるようになってきました。(本当です!)
昨日、埼玉県熊谷市に用事があって行ってきました。「あついぜくまがや!」で有名な、夏は日本一暑いところです。そこには、世界で熊谷でしか住んでいない「ムサシトミヨ」という淡水魚がいます。埼玉県の県魚です。また、埼玉が誇る「八木橋(やぎはし)百貨店」があります。顔を出すと、昔お世話になった食品担当の面々が、八木橋で働くことを誇りにして、頑張っていました。
今日は朝から雨です。七夕飾りの追い込みです。今回は、最大で6つのパーツを完成させるので、一人一人の七夕飾りは賑やかになりそうです。そして、「ザリガニ」の観察もしました。真っ赤に成長したアメリカザリガニですが、ハサミを振りかざして、子どもたちを威嚇しています。さすがに、持ち上げる園児はいません。
さて、SDGs(エスディージーズ)という言葉をご存知ですか。これは、2015年に国連で採択された「持続可能な社会を実現するための目標」(Sustainable Development Goals サティナブル デベロップメント ゴールズ)の略称で、2030年までにより良い世界に変えるための17の目標(ゴール)を示しています。
SDGsの基本理念は、「誰一人取り残さないこと」と「世界の変革」です。誰一人取り残されない世界をつくるいために、大胆で変革的な手段により課題を解決しようというものです。
17の目標は、「貧困をなくそう」「飢餓をゼロに」に、健康、福祉、教育、平等、経済成長などと続き、世界で取り組むべき普遍的な目標が掲げられています。具体的には、「社会、環境、経済の三方良し」を追求します。
「さいたまてばこ」の1つに、新一万円札の顔となる渋沢栄一氏がいます。彼の説く「論語と算盤」は、企業経営の根底には道徳が必要という考えです。まさにSDGsへの先見の明があったと思います。現在、企業が求められることは、利益を上げ、従業員や株主に還元するだけでなく、どれだけ社会に貢献する企業であるかが問われます。道徳という考えは、それに当たるのです。
「三方良し」は、言葉では簡単に言えますが、現代社会では、そう簡単には達成できませんね。達成方法に決まりはありません。私たち全員が、自分で考えて自分で実行し、持続可能な社会を実現していきたいですね。