昨夜は我が家で大事件です。主役はアライグマ2匹・・・庭のビワの木がガサガサします。カラスのレベルではありません。「何が起こっている!?」と見に行くと、アライグマを発見・・・そのまま、横を流れる水路にダイブし、水の中をジャブジャブしながら逃げていきました。水深は5センチほどなので、泳ぐのではなく走って逃げたのです。
アライグマはタヌキによく似ているので間違えられますが、街中で見られる「タヌキがいた!」は、たいがいアライグマです。雑食性なので、果物も食べますし、ザリガニが大好物です。水路にはサリガニがたくさんいます。最近は、農作物の被害が問題になっていますね。
「外来種だ!」と目の敵にされる動物ですが、こうしてしまったのは人間です。
さて、最近は、子ども向け実用書が続々と出版されているそうです。人気は「学校では教えてくれない大切なこと」シリーズだそうで、「整理整頓」「感性の育て方~センスをみがく~」「文章がうまくなる」など25種類あるそうです。
また、大人になって困らないシリーズとして、「友だちとのつきあい方」「人はちがってあたりまえ」「聞き上手になろう」・・・女児向けには「おしゃれマナーブック」など。
どうですか・・・様々な考えがあるでしょうが、子ども向け実用書が生まれた背景について、「親世代が子どもに正しい生活習慣や技術を教えられない中、学校も脱ゆとり教育で教科指導に力点を置き、生活指導まで手が回ってこない」と専門家は指摘します。
保育園の子どもたちを見ていると、親や先生が教えること以上に、他の園児の影響力で、いわゆる「生きる力」がついてきます。異年齢の環境は、タテの関係の中で、遊びやケンカをしながら、多くの影響を受けます。つまり、子ども同士の環境が大切なのです。
私の世代は、両親が仕事で、子どもを保育園に預けるということがほとんどなかったので、学校が終わってからの放課後に、高学年の「ガキ大将」から「ミソ」と可愛がられる1年生までの異年齢の遊びの中で、大げさに言えば「生き方」を学びました。
時代と共に、環境が変わり、このような実用書が出版される時代になりました。大抵の場合、購入するのは親です。小学生が、コミックならまだしも、「人は違ってあたりまえ」といったたぐいの本は買いませんね。(笑)
子どもたちは、他の子どもと関わる機会が多い集団生活の中で、「自分流」では、なかなか思い通りにならないことを経験します。そこで、どうしたら、友だちと上手にかかわることができるか・・・を学ぶのです。
子ども向け実用書を読むことは否定しませんが、子どもたちにとって、一番大切なことは、リアルな体験であることは言うまでもありませんね。