世界は誰かの仕事でできている

今日は体操教室の日です。「ジャンプ台から飛び箱の上を前転・・・」が、新たに加わった技です。さすがに、これは、できないだろう・・・と思ったのですが、ほとんどの園児が完成度の違いこそあれ、成功させていました。4歳女の子は、勢いあまって、飛び箱に手を付かないで、一回転してました。凄い!

 

さて、「世界は誰かの仕事でできている」とは、某缶コーヒーのCMですが、今日は、ある校長先生が、朝礼で話をした、ほっこりする話です。

 

「学校は誰かの〇〇〇でできている」には、どんな言葉が入ると思いますか?と、子どもたちに問いかける校長先生・・・子どもたちは「お仕事」「力」「お金」と答えが出てきます。

 

「いろいろでてきますね。では、校長先生が見つけたこんな姿を見てください」と言って、数枚の写真を見せます。その写真は、トイレのスリッパをそろえている後ろ姿や花壇に水やりをしている姿であったり、地域の人に気持ちの良いあいさつをしている姿でした。

 

これらの写真は、褒められることを求めているのではなく、自分が良いと思ったことをさりげなく行動に移している姿です。

 

「この写真は、皆さんの中の誰かです。こんな姿を見つけたとき、校長先生は心がぽかぽかに温かくなります。では、もう一度、学校は誰かの〇〇〇でできているを考えてみて下さい」と話します。

 

すると、子どもたちからは、「分かった!学校は誰かの優しさでできているんだ」「誰かの頑張りでできているとも言えるなぁ~」「いや、誰かの温かい心でできているんだよ」と、たくさんの子どもたちの意見が出されます。もちろん、どれも正解ですね。

 

校長先生の話は続きます。「『誰か』とは、ここにいる一人一人の皆さんです。みんなの優しさや頑張り、温かい心で学校はできているのです。これからも、学校の中を見渡してみてください。○○○が、たくさん発見できそうですよ」

 

毎月、保育園では、子どもたちの写真をたくさん撮っていますが、その中に、「保育園ホワイトきゃんばすは、誰かの○○○でできている」を見つけてみます。

 

いくら口で「お友だちには優しくするんだよ」と言っても、ピンときませんが、優しくする写真があれば、子どもたちの心に響くことでしょう。これから、子どもたちの写真を撮る時には、「誰かの○○○」を意識することにします。