シェアード・リーダーシップ

保育園の子どもたちを見ていると、「リーダーやりた~い!」という子がたくさんいます。子どもたちにとって、リーダーの定義はバラバラで、「威張ることができる」と思う園児もいます。(笑)

 

まぁ~保育園の子どもたちが、やがて大人になって、どんなタイプのリーダーとして活躍するのか・・・リーダーでなくても、それぞれの持ち味を発揮できる存在であって欲しいですね。

 

今日は、そんなリーダーの話です。今の時代、「ねばならない!」「○○しなさい!」「報告がない!」と鼻息が荒い、昭和世代のリーダーや管理職の人は減ってきているとは思いますが、最近は、「シェアード・リーダーシップ」という言葉が多く使われるようになりました。

 

リーダーシップと聞けば、真っ先に、組織やチームのメンバーより一段上に立つ一人のリーダーが組織やチームをリードするというイメージを思い浮かべると思います。これを今までの伝統的なリーダーシップとするならば、 今後ますます重要度が高まると言えるのが「シェアード・リーダーシップ」です。

 

一人のリーダーが引っ張るのではなく、チームのメンバー全員がなんらかの形でリーダーシップをシェアする新しい組織のあり方です。 環境変化が激しく、複雑性の増すこれからの時代、組織やチームのメンバー全員が自律性をもって柔軟に動いていくことが求められるからです。

 

一人のリーダーに頼ることのない組織・・・理論上は、とても素晴らしい組織ですが、具体的には、トップダウンではない・・一人一人が「自分ごと」と考えて仕事をする環境・・まずは、そんなことを私は思い浮かべますが、みなさんはどう考えますか。

 

あまり難しく考えても仕方ないので、保育園の子どもたちには、「自分で考えて自分で答えを出せる人」に育てる。結局は、ここに落ち着くのです。