屋上の池に、ざっと150匹以上放流した「おたまじゃくし」が、まったく姿を見せないので、カメに食べられてしまったのか・・・と思っていたのですが、池の一番すみっこのキショウブの根本から、続々と小さなカエルが出てきました。
まだ、色は黒くて種類は不明ですが、大きさは「あまがえる」クラスのミニです。子どもたちは、突然のカエルの出現に、声を失います。(笑)
ご存知のように、カエルは両生類です。おたまじゃくしの時は、水中の水草などを食べて大きくなります。それが、カエルになると虫などの肉食に変わるのです。たくさんの卵からたくさんのおたまじゃくしが育つのですが、カエルになった時に、自分でエサとなる虫を捕まえることができなければ生きていけません。また、鳥がカエルの天敵です。
こうして、カエルが卵からオトナになる確率は数パーセントとなるのです。自然界の摂理と言ってしまえばそれまでですが、子どもたちにも学んでもらいたい内容ですね。
さて、あのトヨタ自動車のCMで「馬車が時代の流れで車に代わりました。しかし、競走馬だけは今も残っています」というスポーツタイプの車の宣伝が、妙に納得がいきます。(笑)
そのトヨタ自動車は、愛知県豊田市に「トヨタ工業学園」という企業内訓練校を設けています。卒業生は、工業高校の卒業資格が所得できるだけでなく、トヨタ自動車へ正社員としての入社が約束されるそうです。
3年間で、通常の工業高校の3~4倍の約2000時間の実習をこなすそうです。もちろん、トヨタの現役社員が指導します。毎年行われる「技能五輪」の全国大会では、この学校の生徒が入賞者の常連だそうです。
日立製作所も「日立工業専修学校」を茨城県日立市に設立しています。「若いうちに職人的な勘を磨けば、卒業後は即戦力として活躍できる」と日立の社員は言います。また、この学校の「ものづくりマイスター」と呼ばれる優れた技能を持つ教員らが、地元の工業高校へ講習や指導も行っているそうです。地域貢献にも一役買っているというわけです。
企業の論理で言えば、早期の人材確保・・・ということでしょうが、専門技術の分野で活躍したいと考える若者にとっては、素晴らしい環境で学ぶことができるのです。
近い将来、設備の自動化やAIの導入が、この分野では進んでいくことでしょう。しかし、機械製造やメンテナンスにおける高い技術力は、人間にしかできない分野だそうです。
なかなか、高校進学のタイミングで、自分のやりたい事を具体的に持てる若者は少ないかもしれませんが、ドイツのように、10歳で総合職かマイスターなどの専門職か、将来自分が進む道を選択する国もあります。
さて、あなたの子どもが、自分の意思で将来を決められるように、親は色々な選択肢があることは知っておいてもいいですね。